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土用干しが終わったら

土用干しが終わるとはどういうことか?

梅が十分乾燥したら終了ということでもなさそうだ。3日3晩という手順を踏むことに過ぎない。乾燥の度合いは、天候と干した場所の環境によって様々。まあ、手作りですからばらばらでいいです。

3日連続晴天なんてありえません。雲も掛かれば一日曇りもあります。風に晒すだけでも十分。気分的には最初の日だけでも太陽に当てたい。曇りは2分の1にカウントしてトータル3日で如何でしょう。

初日は晴天(まあ、晴天まで待つということ)、後はずっと曇りでも、風干し2日で一旦締めます。梅酢に戻す。次に晴天の日が来たら残り1日分の日干しをやります。合計3日と換算。4日目の朝に取り込みます。

初日、2日目が晴天で3日目から曇ったら、3日目4日目を風干しして5日目の朝に取り込みます。その日が晴れたらもう1日かけてもいいし、黙って取り込んでも良い。


  1. <1晴れ><2晴れ><3晴れ>4日目の朝に取り込む。何の問題もない。
  2. <1晴れ><2晴れ><3曇り><4晴れ>5日目の朝に取り込む。
  3. <1晴れ><2晴れ><3曇り><4曇り>5日目の朝に取り込む。5日目が晴れたらもう1日かけるオプションあり。
  4. <1晴れ><2曇り><3晴れ><4晴れ> 5日目の朝に取り込む。
  5. <1晴れ><2曇り><3晴れ><4曇り> 5日目の朝に取り込む。 5日目が晴れたらもう1日かけるオプションあり。
  6. <1晴れ><2曇り><3曇り>(一旦戻し晴れを待つ)<4晴れ> 5日目の朝に取り込む。 5日目が晴れたらもう1日かけるオプションあり。
これ以外のオプションは存在しません。半日曇りなどは難しいですが、直射日光が1~2時間以上当たったら晴れと看做すなどしてください。


取り込んだ梅干し(ここで梅干しになってます)

一応表面は乾いていて、中には梅酢エキスが濃縮されている状態。この梅干しの取り込みオプションはいくつかあります。

(1)このまま消毒殺菌したガラス製の保存瓶に入れます。そのまま保存。所謂、寝かしです。自重で梅酢が染み出てきて全体に湿潤になります。寝かす期間は気分の問題。その日から食用でもいいですし、3ヶ月とか半年とか置いてもいいです。寝かす場所も、食用開始までは常温でも冷蔵庫でも。食用を始めると蓋の開け閉めが多くなるので冷蔵庫が良い。

(2)より濡れた感じの梅が好みなら、一度、梅酢に浸して入れる。

(3)保存瓶に戻して上から梅酢をかけても良い。その量は好みで底に僅かに見える程度から、梅に被りきらない程度までたっぷりかける程度まで。まさに好みで。梅酢が埋めにカブってはいけないということもありません。

この加減の勘所は、想定している保存期間です。1年以内に食用するならどれでも構いませんが、2年なら、(2)の濡らす程度まで。3年を目論むなら(1)の梅酢を追加しないやりかたです。期間によって長期用の瓶と短期用の瓶に分ける発想もあります。

(4)シソは濡れた梅干しにはぴったりですから、というか乾燥防止になりますから、梅の上に少し乗せます。

(5)余ったシソ(土用干しして乾いたシソ)は乾燥したまま器に入れて冷蔵庫に保管します。色々な用途に使えます。

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