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梅シロップの梅はいつ取り出すのか?


梅シロップの梅はいつ取り出すのか?

ウエブをチェックすると仕込んでから10日とする例が多い。しかし、意味することが分からない。この日は取り出しを始めても構わない日だろうとは理解できるが、この日以降も漬けておいていいのか悪いのか。一番大切な情報あるいは一番知りたい情報は「何時までに取り出さなければいけないか?」ですが、どうもはっきりしない。

もう少しサイトを見ると、諸先生はどうやら1ヶ月ぐらいを限度に考えているようだ。この辺は梅酒と違う。長く入れて置くと、発酵・腐敗が始まる。砂糖水は放置したら腐る。当然。



長期熟成時のポイント:
  1. 糖分の量を増やす。(是非は分かれる?)
  2. 粉砂糖を使う。(氷砂糖はリスクあり)
  3. 酢(リンゴ酢)またはアルコール(ホワイトリカー)を入れて氷砂糖が溶けるまでの間を繋ぐ。空気は直に梅に触れる機会を減らす。(お奨めしないが常温熟成時は必要かも)
  4. 冷蔵庫で保管。温度を下げて発酵させない。(時間を掛けて熟成できる)
  5. 梅は丁寧に洗ってしっかり乾かしてから仕込む。(これは大事なこと)
  6. 梅を取り出すときに殺菌熱処理。(①熱処理*、②梅の取り出し、③濾過**、④冷蔵保存の手順に注意のこと)
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*熱処理は温度を高くしないこと。煮沸・沸騰はNG。調味料にはなるかもしれないが飲み物にならなくなるかも。60度くらいで少し時間をかける。ホワイトリカー利用時は丁寧にアルコールを飛ばす。感覚的には5分~10分程度。

**濾過は冷ましてから行えばすっきりしたシロップが、温度が高いまま行えば風味豊かなシロップが期待できる。筈です。

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梅の取り出し日の結論: 
  • 常温10日目
  • 冷蔵30日目

梅酒のレシピ・バリエーション



梅酒のレシピ・バリエーション



梅の種類/品種:
  • 白加賀、豊後、南高、・・・。
梅のサイズ:
  • S カリカリ梅サイズ。
  • M、L、2L、3L、4L、5L。
梅の熟度:
  • 青梅、半熟、完熟。
梅の量/ロットサイズ:
  • 500グラム(2リットルボトル)
  • 1キログラム(3リットルボトル)
  • 1.5キログラム(4リットルボトル)
  • 2キログラム(5リットルボトル)
  • これ以上大きいと扱い困難。
灰汁抜き時間:
  • ゼロ。完熟梅など。
  • 1時間、2時間、4時間、8時間
  • 16時間、24時間。長い時間の灰汁抜きは氷・冷水を利用。
前処理:
  • なし
  • 冷凍(即製タイプ)。
酒の種類:
  • ホワイトリカー、ブランデー、ホワイトラム
  • ジン、ウォッカ、テキーラ、など。
  • 清酒。高度数のものは少ない。
酒の度数/アルコール度数:
  • 35度
  • 40度以上
  • 30度以下。確か法律違反?。くだらん法律ですね。
酒の割合/量:
  • 梅1kgに対して、100%(1.0リットル)、150%(1.5リットル)、200%(2.0リットル)。
糖分の種類:
  • 氷砂糖、グラニュー糖、など純粋系。
  • 黒糖、キビ糖、テンサイ糖、など自然系。
  • ハチミツ、
  • 無糖。入れない。
  • ミックスさせるのは確信犯以外は不適切。
糖分の量:
  • 梅1kgに対して、25%(250グラム)、50%(500グラム)、75%(750グラム)、100%(1キログラム)。
  • 入れない。0%(0グラム)、
糖分の加える時期:
  • 仕込みと同時に全量
  • 仕込みから間を置いて全量
  • 仕込み時に半分、仕込みから間(1週間~1ヶ月)を置いて残りの半分
  • 仕込みから間(1週間~1ヶ月)を置いて半分さらに間(1週間~1ヶ月)を置いて残りの半分
梅を取り出す時期:
  • 仕込み後、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年、2年、3年
  • 取り出さない。
梅取り出し後の詰め替え:
  • 濾過して詰め替え熟成させる
  • 取り出さない/詰め替えない。
  1. 液体が濁っている時は、好みもあるけど濾過して保存したい。
熟成期間
  • 飲み始める時期は仕込みから、3ヶ月後、6ヶ月後、1年後、2年後、3年後、4年後、5年後。
  • これ以上長期間の熟成は特別な保管環境でもなければ、別のもの(珍しい酢?)になるだろう。
熟成保管場所
  • 冷暗所
  • 冷蔵庫

梅仕事を管理する


梅仕事を管理する


  • 毎年の梅仕事。試行錯誤の連続。何かを学習しなければ。記憶に頼っても、途中でやり直したりすると遂には訳が分からなくなる。講じた方法論と得られた結果を上手く整理しておきたいが、どのように管理すれば良いのだろう?。


管理する目的:

(1)記録


  • 梅仕事は多岐・長期にわたり記憶だけでは混乱することが必至。記憶は頼りないから記録をとる。


(日程の記録)

  • 漬け込みとか、熟成とか、どのような状態で何日経過したかの期間を記録する。


(物と量の記録)

  • 梅の重量、砂糖や塩や酒の量。


(アクションの記録)

  • 状態を変える。物の量を変える。などの働きかけた行為の記録。


(観察の記録)

  • ひたすら眺め、あるいはぼんやり眺め、維持されている状態、変化した状態から観察できたことを記録する。


(2)反省


  • 反省ならサルでも出来る?。何が失敗で何が成功か。失敗の原因、成功の要因(KFS)を分析する。次の梅仕事に対する示唆(メッセージ)を明確にする。梅仕事の成果を評価し、自分なりの結論を出す。全体としての評価と、此処の作業に対する評価と両方行うこと。




「梅仕事ケーススタディ」として取り組む。


  • タイトルネーミング:/(スラント)の次に「梅仕事区分」、「梅入手日=開始日」を入れてタイトルとする。梅の予約購入だと開始日が実作業より早くなるので、梅が手元に来て待ったなしになった日をタイトルに入れる。複数のボトルで作業する場合はボトルを区分しておくこと。
    /梅仕事区分+梅入手日


(サマリーの部)

  • 日程サマリー、マテリアルサマリー、ツールサマリー、その他。


(評価の部)

  • サマリーの部の結論の位置づけ。


(時系列の部)

  • 時間を追って、アクション事項、観察事項、評価・コメント事項を記録する。写真の存在が重要である。





<管理のための試行錯誤>(順不同)


ライフサイクル管理

材料を調達し加工し保管し消費する一連の流れを管理すると一般的に言ってみても、梅仕事では単純でない。

材料の梅がどのように変遷するか。

最初、梅は梅果肉と梅エキスは一体のもの。分離させないで利用するものには梅干し・梅ジャムが代表的だ。分離させて梅エキスだけを楽しむ代表例は梅シロップ、梅酒。

賞味期限・消費期限の管理も必要だ。それは最終的に作ったもの、あるいは中間生成物をミックスして使えるかどうかの管理にも繋がる。




梅を区別する。これは変わらない。入手した時点で固定。
梅に加える素材(酒・砂糖など)は足し算の形で変化する。
履歴を足し込む。作る履歴と消費する履歴。Action区分。Time区分。
結果・ステータスを併記する。Result区分。Status区分。



M区分(マテリアル区分、素材区分)

購入量/収穫量・購入価格・購入日/収穫日・品種・サイズ・購入先。購入手順はこちらで。発注予約などもこちらに入れるかな。

P区分(プロダクト区分、作成物区分)

何を作ろうとしているのか。M区分とセットで理解する。とりあえず梅を10キロ買ってから何を作るか考えることもある。だからM→P→W→S

W区分(ワーク区分、仕事区分)

いつ何をしたか、何をしなかったか。使った道具。使った素材と量。使った手順(レシピ)。

S区分(ステータス区分、状態区分)

いつの状態、何処の状態。素材及び素材環境の状態の把握。前回からの変化点に注目する。色、形、匂い、カビなど異物の有無、濁り、泡、時々は写真を撮る。

S区分は購入した時の状態、消費している時の状態、単なる時間経過による状態もある。ワークの結果として捉えると間違える。

S区分は自由記述+ピクチャー。

M1(S1)+W1.1(S1.1).+W1.2(S1.2)+・・・。

これをブログで管理するなら、

M+Pがカテゴリー(P+Mの方が良いかな)

WとSは、日付毎に記事を書く。纏め書きは避けたいが、止むを得ない時は最初の日付。

しかし、これだと、ロット毎に記事を起こすことになり、面倒だな。

P+Mで一つのエントリーとして、SとWとを時系列でどんどん追記して行けば、手間は少し軽減できる。1エントリー1事例となる。ロットの分離・合流は記事のラストで記載すれば済む。



ーEnd Of 試行錯誤ー

赤シソを処理する時の塩分


赤シソを処理する時の塩分


「塩で揉む直前の赤シソを計量して 梅干しと同じ割合(濃度)にするのが基本」

梅干しは赤いに限ります。関東漬けとか言って赤シソを入れない白い梅干しもあるそうですが、特別な理由(シソが嫌いとか体質に合わないとか)あるいは縁起担ぎでもなければ無用でしょう。

赤シソはスーパーで袋に詰めて売ってます。

買って帰ったら、水に漬けて、簡単に泥を落としてから、茎と葉を分ける。茎も大小さまざまですから、目安としては緑色の太い茎を外すようにします。赤い色素が欲しいので緑色は不要かなと。無農薬の場合は青虫類も張り付いているらしいので取り除きます。実際には見たことありません。

茎から外した葉(プラス細かい茎)はもう一度丁寧に洗います。シソの葉の表面はざらざらしていて土ぼこりなどが残りやすい。葉の付け根の辺りにも汚れが残りやすいので要注意。

ザルにあげてしっかり水を切ってから、計量します。水分を含んだ葉の重量です。茎の重量が減って濡れた水分が増えて、結局1袋は約300グラム程度になります。水気をきれいに取れた場合は多分200グラム前後になるでしょう。(シソのパッケージ袋の大きさによりますので鵜呑みにしないでください)

次に、塩を用意しますが、その重量は、梅1キログラムに対して塩200グラム(見かけ20%)で漬け込んでいた場合は、同様に20%で用意します。計量したシソ重量の20%で良いです。濡れていて重量が増えている場合は水と一緒に出て行くので塩分が多すぎることにはなりません。シソの計量が300グラムなら塩は60グラム。

これから塩でシソを揉むわけですが、揉みは2回まで。3回も揉むと大事な色素まで抜けてしまって本末転倒。1回の揉みもしっかり揉みすぎると同じことです。

1回目のシソもみ:半分強(50%~60%)の塩を使って揉んでいきますが、黒い感じの色が出たらOK。黒い色を出し切ろうとしないこと。黒い色で一旦退却です。やや固めに絞ります。黒い色は多分灰汁です。汁は捨てます。

2回目のシソもみ:残りの塩で揉みます。いたわる様に柔らかく。シソの間に残っている灰汁をそっと塩に載せて引き出すような感じで。満遍なく塩が回ったら、軽く絞ります。塩の粒感が残っていても構いません。汁は捨てます。

3回目のシソ:絞ったシソをボールに広げ、梅酢を加えます。軽くひたっとする程度。少なめでOKです。梅酢の全量を加えてはいけませんが、もし入れてしまったら戻してください。梅酢とシソを軽くあわせて、超軽く絞って、梅干しのポリ袋に入れます。3回目のここは、要するに、「少量の梅酢を使ってシソを軽く洗ってから、梅干しに加える」をやっている訳です。

シソに塩の量を入れすぎた場合は適当量の林檎酢及び/又はホワイトリカーを入れて調整します。この適当量も難しいので、余計に入れた塩の同量程度で中和させるにとどめます。極端にミスした場合は梅とシソを取り出して、別の梅酢または林檎酢を使って漬け直します。



注意:

シソ揉みを2回に分けて塩も半分に分けてやると、途中で水分が搾り出されるので計算上は塩分濃度が高くなってしまいます。減塩梅干しへのこだわりが無い人は無視して良いですが、こだわりがある人は、1回目で所定の7割の塩を使い、残り3割で2回目の塩もみをやるなど工夫したほうが良いでしょう。純粋に計算すると1回目で10割使用が正しいのですがその場合は1回で済ませることになってしまいます。ですから、1回目に7割入れたら気持ち目標の7割程度の扱きですまし、2回目に3割入れて扱きも3割くらいの軽いもので。

ポイントは、塩は1回目をやや多めにする。扱き(揉み)は軽く優しく。ダウン(羽毛)を手洗いしている気分で。最後まで力を入れないこと。時間もあまりかけないこと。のんびりやっていると塩分の効果で色素も風味も抜けてしまいます。

(梅仕事)梅の購入時期はいつが良いか?


(梅仕事)梅の購入時期はいつが良いか?

梅仕事は梅雨時の家事のハイライト。近頃は亭主族まで進出してきて俄仕込みの能書きを垂れるので面倒なことといったらどうしようもない。少し渡して遊ばせておくのが賢明だろう。直ぐに飽きてしまうだろうから。

梅は基本的には6月しか手に入りません。数量的にも期間的にも限定されているので、どうしても先を争って手に入れようとします。売れ残りを買わされては堪らないとばかりに、店に並べる鼻から梅は売れてくれます。

しかし、

6月20日前の入手は駄目です。本当にいい梅を手に入れたかったら我慢比べです。完熟梅は7月1日~7月10日のものを手に入れましょう。20日間漬け込んで土用干しに入ります。青梅は6月21日~6月30日のもの。

青梅は6キログラム~7キログラム。

完熟梅は3キログラム~4キログラム。

サイズは3Lが基本。青梅の一部は3Lでなくても構わない。

<買い方はこうだ>

一定量は通販で確保しておこう。通販の出来もいろいろだから、農家直送を選ぶ。農家の顔が見える通販。ベンチャーが先棒担ぐ類は遠慮したい。

店舗は当たり外れがある。必ず手に入れることが出来るわけでない。通販ものより上出来があれば、手に入れることにしよう。

練り梅を作る


練り梅を作る

練り梅

練り梅にも色々あるようだ。面白い。ジャムに近いと思っていたらスティック状のものまで。面白いね。これは自分で作ってみる価値がありそうだ。

練り梅の作り方

いろいろなバージョンがある。主婦の数だけあるでは足りなくて主婦の気分の数だけあるといったほうが良いだろう。

要は、梅干しの果肉を練ってペースト状にすればいいだけの話。しかし、バリエーションと来たら、まったくキリがありません。

  1. 梅干しの塩抜きのやり方・加減。水に漬けて一晩、お湯に入れて1~2時間置く、10分前後煮てしまう、など。
  2. 加える糖分の種類(どんな砂糖か、蜂蜜か)・量・タイミング。
  3. 出汁などを入れるか、種類と量、タイミング。
  4. 火の通し方
  5. 練(ねり)の方法・加減。果肉を全く残さないか、少し食感を残すために刻んだものを加えるか。柔らかさはとろっとしたドレッシングに近いものを目指すか、ドライフルーツのような半固形を目指すか。
  6. 赤シソの刻んだものを入れるか。赤シソは梅干しに使ったもの。
  7. 味を落ち着かせるためにみりんを入れるか。同様に日本酒を入れるか。
作り方ではないが、保存は常温か冷蔵庫か。あるいは、消費期限をどれくらいに設定するか。なども手作りする人にはこだわりが出てきます。

梅干しに入れる赤シソの量:10%~30%


梅干しに入れる赤シソの量:10%~30%

赤い梅干しを作るときに入れる赤シソの量はどれくらいか適当か?


  • なかなか明確なガイドはない。好みの量でどうぞと突き放される。とは言え、大雑把には梅1kgに対して赤シソ100gが大方の共通ライン。
  • 八百屋で赤シソを買うと赤シソの透明ラップには1kgに対して300gがいいと書いてある。普通赤シソは1パック300gで売られているし、梅は1kgで売られているから、梅1パックと赤シソ1パックを買って帰れということだろう。まあ、30%は如何見ても多いだろう。というか30%が限界値ということだろう。
  • 結局、3kgまでは1パック(300g)で足りる。10%~30%に収まるように量を決めれば良さそうだ。


  • としてみたものの実際にやると簡単でない。透明ラップに入って売っている赤シソは茎も含めたもので、実際に使うのは茎を外してから、土砂などを洗い落としたもの。しっかり水切りをしてから計量しないと正味は分からない。 濡れて重くなる分と茎などが除外されて軽くなった分で概ね相殺されると考えて良さそうだ。ヘタすると濡れた水分で重くなることまである。
  • 購入したパックの重さの80%~90%程度で評価しておいて間違うことは無いだろう。 勿論、葉の部分だけをきっちり計量しても問題ない。


<結論>


10%~30%
  • なんとまあ詰まらない結論だこと。
  • シソの場合は計量のタイミングが一番難しい。
  • 本来は、洗って茎からシソの葉だけを取り外して、しっかり水を切って、そこで計量です。
  • しかし、葉の計量は面倒です。そこで、茎とか汚れとかで30%と仮定すれば買ってきたもので計量してもいい。パックは300グラム、200グラムが多いので分かりやすい。
  • その7掛けが上のレンジ(10~30%)に収まっていれば良しとする。
  1. 300グラムパックから葉だけを取り出してきれいに洗えば150グラム~200グラム程度になるので10~30%にほぼ間違いなく収まる。紫蘇が嫌いでなければ梅1キロに対して1パックの半分が適量だろう。

(梅仕事)梅の利用方法


(梅仕事)梅の利用方法

せっかく手に入れた梅ですが、梅は何に使えるか?。WEBサイトをチェックしてみた。目立つのは廃物利用?。梅酒とか梅シロップとかで残った梅の再利用に関するもの。フレッシュな梅の利用方法については案外記事が少ない。

毎年毎年、梅で大騒ぎをするのは日本だけでしょう。しかも梅雨時限定の静かな大ブーム。フレッシュな梅はこの時期しか入手できません。今年、チャレンジしなかったら1年間お預けになります。寒い地域(青森など)の収穫もありますから7月上旬までは安く出回ります。

ウエブを検索すると色々あるが、似たり寄ったりのようにも思う。まあ所詮は梅ですから。梅編のレシピはそれこそ五万とあるでしょう。二次利用まで入れたら無限かな。

ここでは入手した青梅を直接利用して作るものをピックアップする。その時の副産物(廃物利用、二次利用)を利用して作るものも一部加える。



利用方法の分類:

A- 焼酎、ブランデーなど酒類と合わせる。

B- 砂糖、蜂蜜など糖類と合わせる。

C- 塩、醤油、味噌、酢など調味料と合わせる。

L1 エキスを利用する。(液体の形)

1 果肉を利用する。(個体の形)

L2 エキスの二次利用

2 果肉の二次利用


※※※※※



A-L1
  • 梅酒
    ホワイトリカーで作るのが基本。ブランデーやホワイトラムなどでも作る。青梅を使うのが基本だが完熟梅を使うバージョンもある。低アルコール度数の酒を使うのは禁止。

    -

    A-M2
    • 梅酒ケーキ(梅酒の梅の実で作る)


      -

      A-M2
      • 梅酒ジャム(梅酒の梅の実で作る)


        -

        A-M2

        • 梅酒ドライフルーツ(梅酒の梅の実で作る)


          -

          A-M2

          • 梅酒チャツネ(梅酒の梅の実で作る)


            -

            A-M2
            • 梅酒甘露煮(梅酒の梅の実で作る)

            -

            A-M2
            • 梅酒カリカリ梅(梅酒の梅の実と蜂蜜で作る)

            -

            B-M1
            • 梅蜂蜜漬け
            基本は梅シロップと同じ。砂糖の代わりに蜂蜜を使う。味がマイルドで、また作るときにカビの心配が少ないのも助かる。

            -

            B-M1/A-M2/B-M2
            • 梅ジャム
            再利用は所詮再利用物です。意外に美味しいと言うことで感動しますが直ぐに飽きてしまいます。多分。フレッシュな梅を使って本物の梅ジャムを作ります。

            -

            B-L1
            • 梅シロップ
            -

            B-L2

            • 梅サワー
            -

            B-M2
            • 梅シロチャツネ(梅シロップの梅の実で作る)

            -

            C-M1

            • カリカリ梅
            硬い梅干し。醤油味、砂糖味、蜂蜜味、塩味。小梅の利用も多い。

            -

            C-M1/C-L1
            • 梅味噌
            梅の果肉やエキスを取り込んだ酸味のある梅味噌。エキスだけ使う煮込まないタイプもある。

            -

            C-M1
            • 梅干し
            完熟梅を使った柔らかい梅干し、青梅を使った果肉のしっかりした梅干し。赤シソを入れて赤くしたものや、赤シソを入れないで白いままのもの。

            -

            C-M2
            • 練り梅
            梅干しから作る。どのように食べるのかな。

            -
            C-L1
            • 梅醤油
            梅のエキス・風味を醤油に取り込んで冷奴などの醤油に使う。

            -

            C-M1
            • 梅醤油漬け(梅醤油の梅で作る)
            梅醤油と同じ作り方だが、こちらは醤油味の梅を食べる。

            -

            C-M1
            • 梅の酢漬け
            梅醤油と同じ作り方だが、こちらは酢を入れる。

            -




            .2013-06-17-梅干し

            画像と記事は直接関係ありません

            /梅干し(2013-06-17)

            《マテリアル》 

            (2013-06-17)
            • 梅:南高梅・完熟梅
            • サイズ:2L
            • 重量:3キログラム
            • 入手日:2013-06-17 (発注日は2013-06-10
            • 入手先:通販(紀州 田舎の小さな八百屋さん)
            • コスト:3キログラム3500円程度。
            「コメント」
            1. 梅のサイズは2Lの完熟。色も匂いもいいものだ。次回は3Lにしよう。
            《関連調達》 

            (2013-06-17)
            • 塩:瀬戸とか赤穂とかのミネラルたっぷりのもの。
            • 保存袋:ジップロック(Ziploc)のラージサイズ。
            「コメント」


            《ワーク&ステータス》

            (2013-06-17)
            • 梅の灰汁抜き。冷水1時間。
            • ヘタ取り
            • ポリ袋を洗ってホワイトリカーで消毒
            • ポリ袋に梅を1キロごとに袋を分けて計3袋に入れる。
            • 塩を200グラム。2つは20%、1つは15%ぐらい。
            • ホワイトリカーを吹きかけ空気を追い出してからポロ袋のジッパーを閉じる。
            • 冷蔵庫に保管。
            「コメント」
            1. 軽量器を使って割りと正確に重量を測った。
            (2013-06-21)

            「コメント」
            1. 梅酢が出て塩が溶け始めた。
            2. 梅酢が洩れている。Ziplocもあまり当てに出来ない。ナイロン袋のカバーを二重にした。
            (2013-06-24)
            • 3袋の2袋に赤シソを入れる。残り1袋は白梅酢漬けになる。
            • 赤シソの塩分濃度ミス。赤シソ400グラム(茎を離して揉み絞り後の賞味重量)に対して1回目400グラム、2回目100グラム使用。3等分して利用。
            • 赤シソを投入。赤シソ2袋(約600グラム)を洗って、茎を外して計量すると800グラムに増えている。たっぷりの塩で揉んで、1回目は汁を捨て、2回目は100グラムの塩で揉んで、3等分。3等分の2つは梅干し2パックに入れる。梅干しの1パックには入れない。白酢漬けにする。残りの3等分の1つはカリカリ埋めのパックに入れる。塩分の量を間違えて塩分過多になってしまった。
            「コメント」
            1. シソ揉みを丁寧にやりすぎた。色素分が結構無くなってしまった。
            2. シソ揉みのときの塩分の量を間違えた。これだと30%塩分の超辛い梅干しになってしまう。
            (2013-06-25)
            • 赤シソを入れた2袋にそれぞれホワイトリカー150ミリリットル追加。
            「コメント」
            1. 塩分濃度の中和のためにホワイトリカーを入れたが、この量加減が正しいかどうか良く分からない。後、林檎酢も追加したい。
            (2013-07-30)
            • 赤シソを入れた2パックを土用干し開始。
            • シソも干す。
            • 梅酢は漉してボトルに入れる。
            「コメント」
            1. 梅酢漬け状態だから1つ試食。ぜんぜん美味しくない。皮も硬い。

            (2013-08-xx)

            • ボトルに取り込み。
            • 冷暗所(パントリー)に保管。

            「コメント」

            1. 2リットルボトルの丁度半分で収まる。空気がタップリだからあまり適当でなかったかも。

            (2014-07-26)

            • 昨年の梅酢(冷蔵庫に入れておいたもの)を半日太陽に当てて、梅干しのボトルに入れる。焼酎を噴霧して殺菌。このまま冷暗所で保管。
            1. 概ね1週間後に土用干し予定。


            -

            .2013-06-18-カリカリ梅干し

            画像と記事は直接関係ありません

            /梅干し:カリカリ梅(2013-06-18)

            《マテリアル》 

            (2013-06-18)
            • 梅:南高梅・青梅
            • サイズ:3L
            • 重量:3キログラム
            • 入手日:2013-06-18 (発注日は2013-06-12
            • 入手先:通販(三ツ星や楽天市場店)
            • コスト:5キログラム3500円程度の1キログラムだから、700~800円程度。
            「コメント」
            1. 梅のサイズは3Lだが小さいものも混じっている。硬い青梅。梅の顔はあまり綺麗でない。通販はこんなものか。
            《関連調達》 

            (2013-06-18)
            • 卵の殻:2~3個分。
            • 塩:瀬戸とか赤穂とかのミネラルたっぷりのもの。
            • 保存袋:ジップロック(Ziploc)のラージサイズ。
            「コメント」

            1. カリカリ梅は梅の中のペクチンをカルシウムイオンで固定する作用がある。ショップに行くとカリカリ梅用の凝固材?も販売されています。
            2. ジップロックLサイズは1キロの梅は楽に入ります。多分2キロでも入るでしょう。

            《ワーク&ステータス》

            (2013-06-18)
            • 青梅の灰汁抜き。冷水4時間。
            • ヘタ取り
            • ポリ袋を洗ってホワイトリカーで消毒
            • ポリ袋に梅を入れる。
            • 塩を150グラム。
            • 卵の殻を出し袋に入れて殻を砕いて入れる。
            • ホワイトリカーを吹きかけ空気を追い出してからポロ袋のジッパーを閉じる。
            • 冷蔵庫に保管。
            「コメント」
            1. 卵の殻の乾燥を徹底するため電子レンジを利用したほうが良い。
            2. 塩はカリカリ梅では10%程度にとどめる。梅酢が少ないので塩が全部梅に入ってしまうリスクを考慮する。

            (2013-06-21)

            「コメント」
            1. 梅酢が出て塩が溶け始めた。
            2. 卵の殻はいつ取り出すのだろう?。そもそも、卵の殻の効果は出ているんだろうか。


            (2013-06-24)
            • 赤シソを入れる。
            • 卵の殻を取り出す。

            「コメント」
            1. カルシウムイオンが溶け出しているのだから、カリカリ梅の梅酢の取り扱いは要注意。赤シソの処理に使うと、その赤シソが普通の梅干しに紛れ込むので完全にロットを区分すること。


            (2013-06-25)
            • ホワイトリカー150ミリリットルを追加。
            「コメント」

            1. 塩分調整のためにホワイトリカーを追加。しかし、それにしても馬鹿なことをやってしまった。シソの塩分をミスするなんて、非常識だ。シソのかさの多さに騙された印象もある。後、同様にりんご酢を追加予定。



            (2013-07-30)
            • ボトルに移す。
            • 冷蔵庫(野菜室)保管。
            「コメント」

            1. 梅酢を一旦分離したが、空気に晒すよりは保存性が高いようなので再び梅酢と合わせる。
            2. カリカリ梅の梅酢はカルシュームが溶けているので多分梅酢漬けにも使い難いだろう。流用は考えない方が無難。
            3. カルシュームが十分溶けなかったらしく、カリカリ梅にはならず。果肉のやや硬い梅酢漬けにはなった。
            4. これから食用。
            「食用」
            1. 細かく刻んで白子(しらす)と一緒におにぎりに入れて食べる。
            2. チャーハンにも刻んで入れていいだろう。白子チャーハン?。
            3. 他の食べ方は思いつかない。
            4. 12月までに食べる。
            「レビュー」
            •  シソもたっぷり入れたが市販の赤い色は出ない。別の工夫がいるのだろう。カルシュームで果肉が硬くなるので後からシソを入れても普通の梅干のように赤くならない。
            • 梅1キログラムは、初回チャレンジとしては多すぎた。500グラムで十分だろう。
            • 小梅は可愛いが実用性が低いので使わなくて正解かな。
            •  カリカリにならなかったので卵の殻の量と砕き方と早めの液体(酢)利用に工夫がいる。
            • シソは10%の塩で揉む。シソ1パック300グラムですから茎を外せば正味200グラムと見て、塩20グラムを利用。10グラムずつ1回に分けて揉む。軽く短い時間揉んで軽く絞る。これを2回。強くは駄目、時間を掛けるのも駄目、強く絞のも駄目です。
            改善後のレシピ(手順)
            1. ①卵3個分の殻を回収。薄皮を外しパックに入れ、手で砕いて電子レンジで消毒乾燥。
            2. ②シソを準備する。 塩揉みしたもの。
            3. ③青梅3Lサイズ500グラムは灰汁抜き2時間~12時間ご、ヘタを取り、水気をぬぐいさり、自然乾燥20分程度。。
            4. ④塩75グラム(15%)、⑤ホワイトリカー、⑥林檎酢それぞれ100ミリリットル・
            5. 仕込み用のファスナー付きポリ袋に①~⑥を入れたら空気を追い出して封をする。
            6. 冷蔵庫に1ヶ月保存。最初の1週間は毎日天地を入れ替える。後は週1回程度。
            7. 約1ヶ月ぐらいのタイミングでポリ袋からボトルに移す。カルシュームパックは取り出す。
            8. シソは入れておいても構わないが、長時間の保存が見込まれるなら取り出しておきたい。
            9. カビが生えやすいので冷蔵庫保管が基本。冷暗所保管の場合は3ヶ月以内で消費したい。冷蔵庫でも半年以内で消費したい。
            -

            あとがき


            • 結局、カリカリの梅にはできず、普通の梅干し(やや硬いごわっとした感じの梅干し)で食用。梅干し果肉を刻んで利用する。茶漬けなどには返って良かったかもしれない。スーパーで買うカリカリ梅より美味しい。


            しかし、


            • 手間がかかるのと他の梅干しと明確に分離しないと品質にダメージを与えるのでよろしくない。何年も保存する場合は更に面倒になる。


            ということで、


            • 今後はもう作らない!。


            .2013-06-18-梅酒(焼酎)

            画像と記事は直接関係ありません

            /梅酒(2013-06-18)

            《マテリアル》 

            (2013-06-18)
            • 梅:南高梅・青梅
            • サイズ:3L
            • 重量:3キログラム
            • 入手日:2013-06-18 (発注日は2013-06-12
            • 入手先:通販(三ツ星や楽天市場店)
            • コスト:5キログラム3500円程度の3キログラムだから、2000円程度。
            「コメント」
            1. 梅のサイズは3Lだが小さいものも混じっている。硬い青梅。梅の顔はあまり綺麗でない。通販はこんなものか。
            《関連調達》 

            (2013-06-18)
            • 氷砂糖:馬印の大粒ロックシュガー 1キログラム。500円くらい?。
            • ホワイトリカー(ホワイトタカラ) 3パック。
            • ボトル:4リットルサイズ、2本。約800円×2=1600円くらい。
            「コメント」

            1. 梅酒はボトル2本で作る。サイズを大きくするといろいろ扱いに困る。

            《ワーク&ステータス》

            (2013-06-18)
            • 青梅の灰汁抜き。冷水4時間。
            • ヘタ取り
            • ボトル消毒
            • ボトルに梅を1.5キログラムずつ入れる。
            • ホワイトリカーを1パック(1.8リットル)ずつ入れる。
            • 冷暗所(パントリー)に保管。
            「コメント」
            1. 4リットルボトルではホワイトリカーを3リットル(2.7リットル)を入れるのは難しい。
            2. 砂糖はまだ入れない。

            (2013-06-19)

            「コメント」
            1. 梅が茶色に変色。
            (2013-06-21)
            • 氷砂糖を2つのボトルに500グラムずつ追加。梅の上に氷砂糖を置いただけ。
            「コメント」
            1. 常温でやっているので、カビには神経質になる。梅の量に対してホワイトリカーが少ないので、砂糖を入れて雑菌の浸入リスクを軽減する。
            (2013-06-22)

            「コメント」
            1. 氷砂糖はほぼ溶けている。

            (2013-06-25)
            • ホワイトリカー500ミリリットル追加。

            「コメント」
            1. ボトルいっぱいにホワイトリカーを入れた。空気の追い出しと梅重量とのバランス。結局、梅1.5キロに対してホワイトリカー2.3リットル、氷砂糖500グラムを入れたことになる。2つのボトルとも同じ処理。
            2. 後思案すると氷砂糖250グラムを追加するかどうか。味見をしてからだな。

            (2013-07-10)
            1. 特に変化なし。そのままパントリー保管継続。

            (2013-10-20)
            1. 久しぶりに眺めてみたら、梅が下のほうに沈んでいる。今までは上に浮いていたはずだ。写真を撮っておかないとこの辺は分からない。少なくとも初期は氷砂糖の溶ける様子が見えていたから梅は浮いていた。
            2. 液体の色は透明感がやや弱くなっている。この辺は少し心配。
            -

            2014-10-02


            1. 久しぶりに眺める。途中でもたまにい眺めたが特に変化なし。透明感が弱くなり梅は緑色のくすんだ感じだ。透かして見ると液体の中にもやもやとエキスの動きが見える。抽出はまだ続いているのかもしれない。

            .2013-06-14-梅シロップ

            画像と記事は直接関係ありません

            /梅シロップ(2013-06-14)

            《マテリアル》 

            (2013-06-14)
            • 梅:白加賀・青梅
            • サイズ:L
            • 重量:900グラム
            • 入手日:2013-06-14
            • 入手先:庭の青梅を収穫
            • コスト:-
            「コメント」
            1. 昨年より2週間早く収穫。
            《関連調達》 

            (2013-06-14)
            • 氷砂糖:馬印ロックシュガー600グラム(昨年の余り)、ばら印 1キログラム。タブレット形状のもの。500円くらい?。
            • ボトル:4リットルサイズ、約800円。
            「コメント」

            1. 氷砂糖にもいろいろある。用途を考えて購入すること。カビの危険が多い梅シロップの場合はロックシュガーより細かいシュガーの方が理屈上は適切だろう。

            《ワーク&ステータス》

            (2013-06-14)
            • 青梅の灰汁抜き。冷水2時間。
            • ヘタ取り
            • ボトル消毒
            • ボトルに梅を入れ、氷砂糖を入れる。昨年のロックシュガー600グラム、今年のバラ印300グラム。
            • 冷暗所(パントリー)に保管。
            「コメント」
            1. 梅のヘタが取れない。灰汁抜き時間が短かったのと、梅が若すぎた。跡1週間待っても良かった。

            (2013-06-15)

            「コメント」
            1. シロップの順調に出ている。
            (2013-06-17)

            「コメント」
            1. シロップの順調に出ている。
            2. 氷砂糖はなかなか溶けきらない。

            (2013-06-22)

            「コメント」
            1. 全体の梅がしわしわになってきた。
            2. 氷砂糖はまだ残っている。ボトルの底から1センチ弱ぐらいかな。

            (2013-06-24)

            「コメント」
            1. 梅が気のせいかもしれないが小さくなってきたような。
            2. 氷砂糖はかなり溶けてきてボトルの底にぽろぽろと落ちている感じ。ボトルを傾けたりして早く溶けるように促してみる。

            (2013-06-25)

            「コメント」
            1. 氷砂糖はほぼ全部溶けた。液体を揺らすと梅から何かエキスが下りてきている。ただ今熟成中といった感じだ。後何日熟成させたら何をするのかな?

            (2013-06-29)

            1. 冷蔵庫(野菜室)に保管場所変更。


            (2013-07-10 am)

            1. 梅がさらにしわしわに。随分小さくなった。
            2. 蓋を取ろうとしたが取れない。冷水で温めて無理やりあける。糖分がこびりついている。完全密封常態。
            3. 匂いは濃い梅ジュースの匂い。
            4. 保管場所をパントリーに変更。


            (2013-07-10 pm)

            1. 濾過して別のボトルに詰める。量的には約1.2リットルとなった。
            2. ボトルを低温で20分ほど温める。二重底にした鍋で弱火で温める。
            3. 冷蔵庫保管。
            4. 使った梅もタッパウエアに入れて冷蔵庫保管。何れジャムにしなおす予定。
            -

            2014年夏

            • 飲用消費完了。

            .2013-06-18-梅シロップ

            画像と記事は直接関係ありません

            /梅シロップ(2013-06-18)

            《マテリアル》 

            (2013-06-18)
            • 梅:南高梅・青梅
            • サイズ:3L
            • 重量:1キログラム
            • 入手日:2013-06-18 (発注日は2013-06-12)
            • 入手先:通販(三ツ星や楽天市場店)
            • コスト:5キログラム3500円程度の1キログラムだから、700~800円程度。

            「コメント」
            1. 梅のサイズは3Lだが小さいものも混じっている。硬い青梅。梅の顔はあまり綺麗でない。通販はこんなものか。
            《関連調達》 

            (2013-06-18)
            • 氷砂糖:ばら印 1キログラム。タブレット形状のもの。500円くらい?。
            • ボトル:縦長2リットルサイズ、約600円。

            「コメント」
            1. 氷砂糖は果実酒に限っては大粒ロックは不適当。
            2. ボトルは冷蔵庫に立てて入れることが出来るもの。

            《ワーク&ステータス》

            (2013-06-18)
            • 青梅の灰汁抜き。冷水4時間。
            • ヘタ取り
            • ボトル消毒
            • ボトルに梅を入れ、氷砂糖を入れる。300グラム入れたところでほぼ満杯になる。
            • 冷暗所(パントリー)に保管。

            「コメント」
            1. 梅のサイズが大きすぎて縦長ボトルには効率よく入らない。結果氷砂糖も予定量700グラムを入れることが出来なかった。

            (2013-06-19)
            • 氷砂糖を300グラム追加。

            「コメント」
            1. シロップの出が悪い。
            2. 梅の一部は茶色に変色。
            (2013-06-20)
            • 氷砂糖を100グラム追加。
            「コメント」
            1. シロップが少し出てきた。前回のロットに比べて遅い。
            2. 梅の一部は茶色に変色。
            3. シロップの部分から泡が出ている。

            (2013-06-21)
            • 保管場所を冷蔵庫に移す。

            「コメント」
            1. 泡は発酵による炭酸ガスと判明。発酵が進むとシロップでなく只の酢に成りかねない。しかも美味しい酢になるかどうかも分からない。ということで取り敢えず冷蔵庫に移し菌?の動きを止める。

            (2013-06-24)
            • 1日数回ボトルを傾けたり回したりしている。
            「コメント」
            1. 1日に数回ボトルを動かしているが、なかなか氷砂糖は溶けない。それでも水分が上がってきて約8割の梅は水没状態。水というよりドロドロの砂糖が溶けかかったものにしか見えない。

            (2013-06-25)
            • ホワイトリカー100ミリリットル(100cc)を追加する。

            「コメント」
            1. 氷砂糖が解けないままでは困るのでホワイトリカーを追加。漸く梅がボトルの中で浮く感じになってきた。梅の一部にしわしわが出てきた。梅の中のエキスが動き始めた様子。
            2. このボトルは重量で見ると梅1キロに対して氷砂糖700グラムと少な目。更にホワイトリカーを100ミリ追加しているので糖分は薄く感じるかもしれない。実際に飲んでみてバランスが悪ければ氷砂糖を追加するのが良いだろう。

            (2013-06-27)

            「コメント」
            1. 氷砂糖が順調に溶けている。7割は溶けたと思う。梅はシロップの中に浮いている。しわが増えた。色も黄色と茶色になった。100ミリリットルのホワイトリカーを追加した威力は凄まじい。ただ、味がどうなるかは少し心配だ。

            (2013-07-09)

            1. 氷砂糖が9割以上溶けている。ボトルの底にぱらぱらと残っている。
            2. 上下・回転させて溶けるのを促す。
            3. 梅はかなりシワシワ感が出てきた。

            (2013-07-10 am)

            1. 氷砂糖まだ残っている。回転上下させる。完全に溶けるには後暫く掛かりそうだ。

            (2013-07-10 pm)

            1. 二重底鍋にボトル毎入れて低温殺菌。約20分。底にパラパラ残っていた氷砂糖は完全に溶けてくれた。
            2. 液体が熱いまま濾過してボトルに詰める。約1.1リットル。
            3. 冷蔵庫に保管。
            4. 梅はタッパウエアに移す。何れジャムにする。
            -

            2014年夏

            • 飲料消費完了。美味しくいただきました。

            /梅醤油(2013-06-21)

            画像と記事は直接関係ありません

            /梅醤油(2013-06-21)

            《マテリアル》 

            • 梅:白加賀・青梅
            • サイズ:Lサイズ
            • 量:1キログラム
            • 入手日:2013-06-21
            • 入手先:三郷商店街八百屋
            • コスト:550円程度。
            「コメント」
            1. 梅のサイズは手ごろ。硬い青梅。梅醤油には良さそう。最後の売れ残り。
            《関連調達》 

            (2013-06-21)
            • 醤油:信濃むらさき無添加しょうゆ、1L、約400円。丸正醸造(松本市)
            • ボトル:縦長2リットルサイズ、約600円。
            「コメント」

            1. 醤油は1Lが1千円近いものもあるが、ギャンブル過ぎるので止める。
            2. ボトルは冷蔵庫に立てて入れることが出来るもの。梅をいれたまま使いきることが出来るかもしれない。

            《ワーク&ステータス》

            (2013-06-21)
            • 青梅の灰汁抜き。冷水4時間。
            • ヘタ取り
            • 乾燥1時間。
            • ボトル消毒
            • ボトルに梅を入れ、醤油を入れる。ほぼ満杯になる。若干量を常用の醤油差しに入れる。
            • 冷蔵庫に保管。醤油には開封後は「開封後要冷所」と記載あり。
            「コメント」
            1. 梅は位置が悪いと全部収まらないので、適当に揺さぶって入れる。
            2. 梅がきれいにボトルに収まってから醤油を入れること。
            3. 液体を注ぐだけだから手間は無い。

            (2013-06-25)

            「コメント」
            1. 取り敢えず変化なし。梅は茶色に近づき始めた感じ。
            -

            2013年夏

            消費。最初は美味しかったが、結構飽きる味だ。後半は普通の醤油に使って終了。

            次回からは、小さい瓶(200ミリ程度)を使って、ごく少量を漬けこめば良さそうだ。

            梅醤油としては一先ず終了。



            追記:

            2014年秋

            梅しょうゆを作って残った梅を捨てないで冷蔵庫に保存しておいたものを試に食べたら美味しかった。刻んで生姜と一緒に食べても美味しいかも知れない。何かの隠し味にも使えそうだ。これ、「梅の醤油漬け」でいいですよね。

            梅シロップを作るときに出てくる泡は何ですか?


            梅シロップを作るときに出てくる泡は何ですか?

            炭酸ガスです。

            発酵による生成物です。発酵が始まっています。

            梅は生ものですし、作業は人間がやるので、消毒・滅菌をしても限界があり、雑菌はどうしても紛れ込んで来ます。果実シロップ作りでは多かれ少なかれ炭酸ガスは出てきます。問題はその程度です。

            梅シロップは高い糖分濃度で雑菌の活動を抑えますが、最初の段階、即ち砂糖が溶けて行く途中の段階は水分と空気と糖分が適当に供給され細菌類の活動も活発になります。二酸化炭素は細菌類の活動の成果。発酵と言うべきか腐敗と言うべきか。

            砂糖に粉砂糖を使えば、短時間で砂糖が溶けて梅を覆う形になり、雑菌の活動は抑制されます。発酵し難い。梅と砂糖の接触面が増えて、梅酢も早く出てきます。

            氷砂糖は溶けるのに時間が掛かりますから、雑菌が活動しやすい環境が長い時間維持されることになります。雑菌が繁殖しやすい。発酵しやすい。

            味に拘る人は氷砂糖を使いますが、この辺が落とし穴になります。

            ガス発生を抑制するノウハウ:
            1. 最初は冷蔵庫に保管する。
            2. 粒の細かい砂糖を使う。
            3. 焼酎(焼酎の匂いを気にする人はリンゴ酢などまたはブランデーなど)を噴霧して初期の殺菌滅菌と梅の表面を濡らして梅に砂糖が接触しやすいようにする。
            4. 空気を入れない。ボトルを使うならジャストサイズにして上部に空間を作らない。ジプロックを利用して空気を追い出して閉じ込める。


            発酵が進んでしまった場合:以下の一連の手順を実施

            1. 梅を取り出し、一度乾かしてから、ホワイトリカーを丁寧に噴霧します。
            2. シロップと溶けきっていない砂糖はホーロー鍋で軽く煮て殺菌処理をします。ぐつぐつ煮立てることはしません。沸騰させない。多分、70度くらいで十分でしょう。(この処理は正しく梅シロップが出来た場合も行います)
            3. シロップを冷まして梅を戻します。

            (軽度の場合:程度に応じて以下内容から適当なものを選択実施)

            1. 梅エキスが十分出ているなら、梅エキスと氷砂糖を取り出して、ホーロー鍋などで少し温めてきれいに溶かします。冷ましてから戻します。
            2. りんご酢を50ミリリットル程度入れます。←梅酢の上がりに時間が掛かるからそれまでりんご酢で砂糖が溶けるのを手伝う勘定です。りんご酢の味は梅酢が上がれば無視できる親和性がある。
            3. 攪拌を頻繁に行い氷砂糖の溶けるのを促進します。
            4. ボトルの置き場所を冷蔵庫に変えます。浸透圧による熟成のため冷蔵庫で問題ありません。熟成に掛ける時間は少し長くなります。
            5. 準備した青梅を冷凍してから使用する。冷凍で組織が壊れてエキスの出が早まる。しかし一部には味が犠牲になるとの意見もあります。舌が肥えている人は採用しない。凡人の舌の持ち主なら冷凍させる手もありかと。

            (注意)

            果実シロップの場合、空気に触れていれば果実が呼吸しているし自分で熟成していくので、常温環境なら多少の差はあれ、炭酸ガスは発生します。砂糖が溶けて空気との接触面が減ればガス(泡)の発生量は徐々に減ります。しかし砂糖水も一緒に発酵状態になるとガス(泡)発生は収まりません。心配になったら即座に冷蔵庫へ避難させます。

            収拾がつかないときは熱処理(低温処理)をやります。

            梅味噌を作る


            梅味噌を作る

            梅味噌なんて聞いたことも無い。食べた記憶も無い。例の梅醤油だって話には聞いているが味わったことは無い。

            梅を買った序でに、梅味噌も作ってしまおうか?なんて考えたりして。実際のところ、梅味噌の評判は如何だろう。梅醤油はNHKラジオでもときどきレシピ紹介が話題になるので隠れたファンが多いのだろうと予想できる。

            梅味噌

            梅味噌がどんなものか想像がつかない。レシピをみた方が理解は早そうだ。こういうローカル食品?は流儀もいろいろありそうだ。いくつかを参考に我流を導き出せれば十分だろう。

            味噌は無添加のものを使う。共通事項?

            (参考1)
            1. 普通の米味噌を使う。味噌の量は梅と同量。1KG。
            2. 味噌と同量または半分の砂糖(黒砂糖)を用意する。1KG~0.5KG。
            3. 梅は完熟梅を使う。1KG。
            4. 先ず米味噌と黒砂糖を適当な容器に入れてしっかり混ぜ合わせておく。
            5. 完熟梅の皮をむいて味噌と砂糖の入った容器に入れていく。梅が頭を出さないようにしっかり沈める。
            6. 容器の蓋をして日陰に保存。
            7. 数日で梅の水分(エキス)が外に出て緩くなります。
            8. 梅の種を手で外し取ります。完熟梅ですから種は簡単に取れます、多分。
            9. 容器から鍋に移して煮詰めます。鍋はステンレスかホーローか耐熱ガラスを使います。梅から出た酸が強いので腐食しない材質のものを使います。
            10. 弱火で煮詰めて、元の味噌の硬さに近くなったら火を止めます。
            11. 消毒した保存容器に移して保管します。保管場所は常温でも多分問題ないでしょうが、カビのリスクに備えて冷蔵庫に入れます。
            12. キュウリなど生野菜を食べる時に重宝する。他の用途は?
            -

            (参考2)
            1. こちらは青梅を使う。1KG。
            2. 青梅ですから灰汁抜きの工程が入ります。2~4時間。
            3. なり口の星を取る。ヘタをとるのと同じことかな。ヘタの厳密な定義を知らないことに気づく。
            4. 味噌(1KG)、砂糖(0.5~1KG)、梅を交互にボトル(よく消毒したもの)に入れていく。
            5. 冷暗所に1週間ほど置いて、途中ときどき引返すなどして混ぜながら、とろっとした半液状になったら出来上がり。
            6. 液状のものはたれなどとして使い、実も食べることが出来るそうだ。
            7. この参考例は簡単だな。途中でやめてしまったような。
            -

            (参考3)
            1. 参考2と殆ど同じ。使った梅はカスだから捨てるとしている。
            2. 常温保存。
            (参考4)
            1. 参考1にほぼ同じだが、青梅を少し黄色くなるまで熟成させてから使う。
            2. 梅、味噌、砂糖は全部同量。
            3. 一緒に煮て、実が崩れて種が簡単に取れるようになったら、火を止める。完熟で無いから煮た後で種を外す手順になる。
            4. 出来上がり。
            (参考5)
            1. 少しユニーク。①ニンニクを摩り下ろして使う。②青梅を摩り下ろして使う。最初に種を除去する逆転の発想の手順だね。③ほんだしを使う。
            2. 摩り下ろした梅とニンニクと味噌と砂糖と本だしを鍋で煮る。
            3. このレシピは味噌とニンニクとあわせて焼肉に使えるので面白いが、青梅の摩り下ろしは手間が掛かりすぎて面倒。少量なら問題ないか。
            (参考6)
            1. これも面白いやり方だ。先ず、完熟梅の利用を否定している。もともと酸味不足で煮たら風味も消えてしまうと手厳しい。
            2. 材料の割合は梅・味噌・砂糖とも同量。
            3. 材料全部を土鍋に入れてよく混ぜ合わす。混ぜ合わせ手順的には梅は最後に入れる。
            4. いきなり弱火で煮る。沸騰させても焦がしても駄目。木べらでよく混ぜながらひたすら弱火で煮る。
            5. 木べらで結果的には梅を小突くのだろうが、やがて梅の種が見えてくるまで煮る。
            6. しかし、煮詰めないこと。煮詰めて失敗したんだろうね。煮詰めるなとある。温度が下がれば適度な硬さになるから、しょうしょう緩くて良いうと言うことだ。
            7. ジップロックなどで密封保存。1年で消費すること。
            8. こんにゃくおでん、田楽、味噌ドレッシングのベースなどに利用。
            (参考・・・)

            他にもたっぷり力作ぞろいですが多すぎてキリがありません。いろいろ見て総括しましょう。

            -

            <総括>

            梅:
            • 青梅が主流。酸味を求める人は青梅。
            • 完熟梅は少数派。甘い味噌を好む人というより酸っぱい味が苦手な人は完熟梅を使う。ところが、味噌という強烈な素材と出会えば完熟梅の柔らかい風味ではバランスしない。味噌の選定が重要になるだろう。
            • 果肉の利用については、完熟梅は当然。青梅でも煮る工程を入れる場合は、味噌に溶かし込んで利用する。煮込まないで浸透圧でエキス抽出だけ行う場合は味噌から分離。取り出した梅は食用する人もいれば廃棄する人もいる。それほど美味でない変わった味なんだろう。醤油梅と似ているかな。果肉を雑味と理解する場合は浸透圧によるエキス抽出を選ぶしかない。
            • 種の取り出しについては、浸透圧方式の場合は工程の最後で実も取り出す。煮る工程を入れる場合は、果肉が味噌に溶けて、種を取り出すのだが、果肉利用のコンセプトに沿えば、十分煮た後で取り出すのが理に適う。
            味噌:
            • 青梅の場合は好みの味噌で良い。
            • 完熟梅の場合は味に癖の無い、無添加のものを使うべきだろう。
            • 常温熟成のレシピを使うときは抑止剤の入っていない味噌を選ぶこと。市販の味噌には普通発酵を抑止する成分が入っている。いきなり梅を煮るレシピでは気にすることは無い。
            砂糖:
            • これも何でも良さそうだ。煮詰める工程を採用する場合は、癖の無いもの。
            -

            <考察>

            (漬けるか?煮るか?)

            どのレシピを採用するかで重大な選択の一つ。

            浸透圧で出たエキスを味噌に混ぜるだけで終わらせるなら、梅シロップ(梅エキス+砂糖)と味噌を練り合わせるのと同じことになるので、詰まらないかも。梅シロップを用意しておけば済む。わざわざ梅味噌を作る意味が無い。とは言え浸透圧方式はすっきりした味が期待できるだろう。

            煮ることでは何が得られるか?

            果肉を味噌に溶かし込むことが出来る。これこそが梅味噌。味噌の梅シロップ和えとは違うのだ。

            (浸透圧プロセスは必要か?)

            では煮る前提で、浸透圧のプロセスは必要か?。水分を出してスムーズに煮るために必要だろう。いきなり煮始めたらやはり味噌や砂糖を焦がすリスクがある。梅味噌の浸透圧プロセスではエキスの抽出という観点でなく煮詰め作業に必要な水分を補給すると言うことになる。完全にエキスを取り出す必要は無い。梅干しなら3日で梅酢が上がるから、味噌と砂糖で攻められたら、3日~1週間も見れば十分でしょう。

            (完熟梅か?青梅か?)

            出来上がるものが違うので、何を求めるかになる。といえば実も蓋も無いですね。酸っぱいのは青梅、酸っぱくないあるいは発酵熟成の味を楽しむなら完熟梅。とは言っても完熟梅だってしっかり酸っぱいですよ。味噌とあわせて煮てしまえば風味などは頼りないものです。むしろ、両者の違いは果肉の食感が青梅なら少しは残る。完熟梅は全く残らない。こちらの違いの方が大きい。

            この味噌は基本的には練り味噌ですから、梅の果肉の食感は必要ないでしょう。ですから完熟梅を使うのが基本。青梅の場合は暫く紙の袋に入れて黄色くなるまで熟成させてから利用するのが適切な利用方法ということになるでしょう。

            青梅のまま使った場合は最終段階でうらごし工程などを入れれば良いだろう。

            《結論》
            1. 完熟梅1KG。青梅の場合は黄色くなるまで熟成させる。熟成作業はカビの危険があり難しいのでほどほどで手を打つことです。熟成中は毎日2回焼酎を噴霧すること。
            2. 味噌1KG。好みでよい。癖の少ない添加物の少ないものなら無難。
            3. 砂糖500G。好みでよい。癖の少ない添加物の少ないものなら無難。
            4. 容器に味噌を入れ、次に混ぜながら砂糖を加えていく。
            5. 梅は洗い灰汁抜きしヘタを取りよく乾かしてから、容器に入れる。味噌の中に梅が沈むようにする。
            6. ホワイトリカーを噴霧してから容器の蓋を閉め、冷暗所または冷蔵庫に保管する。浸透圧による水分の放出は常温のほうが早い。
            7. 容器の向きを1日1回程度変えるなどして水分の出を促す。
            8. 3日~1週間経過したら鍋に移して煮る。弱火で常に混ぜながら注意深く。果肉は意識して木べらなどで潰す。
            9. 種が分離したら取り出す。
            10. 更に煮詰めるが、煮すぎるとアウト。少し焦げれば全滅に相当。温度が下がると硬くなるので加減を見るときはスプーンですくって十分温度を下げて確認すること。
            11. 消毒した保存容器に移す。
            《問題・課題》

            一番の問題は利用方法・使い道。梅醤油のように簡単に使えると気合を入れて作る気になりますが、日頃から味噌を利用する習慣がないと難しいところがあります。梅味噌のキラー利用法(究極レシピ)が欲しいところです。

            1. 味噌ドレッシングのベース。
            2. 野菜スティック用。
            3. 焼肉のタレに合わせる
            4. 焼き魚の味付け
            5. ネギ味噌
            6. 湯豆腐のタレ
            7. 焼き蕎麦の隠し味
            8. 味噌ラーメンの隠し味

            梅酒に氷砂糖を入れる理由?


            梅酒に氷砂糖を入れる理由?

            植物のエキスを引き出すときに塩とか砂糖とかを入れる必要は本当にあるのか?

            野菜の煮物に塩を入れて野菜の旨みを引き出す。
            梅酒に砂糖を入れて梅の風味を引き出す。
            漬物に塩を入れて野菜の旨みを引き出す。

            本当かな?

            後で塩とか砂糖を入れたって美味しいでしょう?。うん、美味しさの質が違う?。味音痴は困るね。

            濃度の差が植物内の水分の移動を促し水分の中のエキスが引き出される。

            植物を砕けばより簡単に引き出せるのだが、エキス以外も出てきてしまう?。重石をしても美味しい食品は組織を砕いても問題にならないもの。

            漬物は発酵というプロセスが入る。だから余計美味しい。

            梅酒の場合:

            1. 発酵は期待できない。
              ⇒完熟梅を使えば発酵した結果を手に出来る。
            2. 砕くことは酒を汚すし余計な味まで出てきてしまう。
              ⇒濾過して保存すれば汚れは気にならない。砕くことで出てくる味も楽しめるかも知れない。
            3. 自然と酒に溶け出すのを待つには時間が掛かりすぎる。
              ⇒時間があれば砂糖は入れなくて良い。無理やり浸透圧で抽出しないで、時間をかけて自然に抽出することにより熟成された味を引き出すことが出来る。
            で、砂糖を入れる。ということですね。

            <結論>

            兎に角、甘いものが欲しいのでもなければ、砂糖は入れすぎないことだ。引き出したエキスが砂糖まみれになっていったい何を味わっているのか分からなくなる。本末転倒。誰かが推奨している量の腹八分の80%か、話半分の50%か、この程度で済ますことにしよう。

            時間は十分かけよう。とは言え味にも耐用年数があります。10年も熟成すると全く別物になってしまう。ギャンブルだね。確実に楽しむには、2年以上4年未満。

            長期保存を安心してやるには冷蔵庫しかない。不用意にこぼさないように保存瓶はポリ袋の中に入れて仕舞うようにします。冷蔵庫に場所が取れない場合は、パントリーとか床下収納を利用。暗くて温度変化がなく比較的乾燥していて涼しそうな場所。新聞に包んでダンボールの中に入れてしまいます。年に1,2回程度は様子をチェックします。

            梅酒に入れる砂糖の量?


            梅酒に入れる砂糖の量?

            梅酒を作り始めて。氷砂糖が必要なことは分かったが、ではどれ位の量を入れればよいのかが分からない。あちこちのサイトを見ると、参考としてその人の事例が示されているが、結局は「自分の好みで」とある。確かにそうだ。

            人間は適応できる動物だから甘さが強くても弱くても、それなりに味わってしまうので、ベストポイントを探るのはなかなか難しい。

            買って飲むお酒(日本酒、ワイン、梅酒など)なら好みは分かっているから、それを参考にする。自分が甘口を好むか、辛口を好むか、中口を好むか。それくらいは分かる。チョーヤの梅酒は万人向けに作っているが、すっきり飲みやすいとは描かれていても相当に甘いと感じたら、平均より砂糖は少なくした方が無難だ。

            甘い方が飲みやすいのは普通の感覚。

            多くのサイトは梅1キログラムに対して砂糖を500グラム前後を奨めている。多い人だと700グラムの例もある。最も梅シロップは梅1キログラムに対して砂糖も同量の1キログラムだ。ソーダー水とかで割って飲む前提なら砂糖の量が多くても良いが風味も薄まるから是非は難しい。



            梅1キログラムに対して、ホワイトリカー1.8リットル~2.0リットル入れる前提で、


            • 砂糖1キログラム(100%)⇒超甘口。そのままでは飲めない。1.5倍のソーダー水で割って氷を浮かべて飲む。



            • 砂糖750グラム(75%)⇒甘口。同量のソーダー水で割って氷を浮かべて飲む。又はオンザロックで薄めながら時間をかけて飲む。



            • 砂糖500グラム(50%)⇒中口。甘味と酸味がバランスする。1杯目は美味しい。後は辛口好みの人には甘さが気になる。氷を浮かべて飲む。オンザロックでも良い。



            • 砂糖250グラム(25%)⇒辛口。酸味を強く感じる。辛口党ならオンザロックで飲みたい。温めてブラウンシュガーなど好みの砂糖を入れて飲んでも美味しい(かも)。料理に使いたい?。


            <超熟成>

            超熟成を目指して梅の風味・エキスの取り込みを徹底するには、

            (1)ホワイトリカー

            ホワイトリカーの量を少し控えめにする。ホワイトリカーの量は通常は梅1KGに対して1.8L~2.Lですが、1.5L程度に抑える。2回に分けて入れる。

            (2)氷砂糖

            氷砂糖を多めにする。浸透圧によるエキスの取り込みを後押しする。梅1KGに対して氷砂糖0.75KG程度を最大とする。大粒のロック型の氷砂糖を2回に分けて入れる。最初400グラム、半年~1年後に300グラムを追加するなど。濃度差を演出することで浸透圧作用の効果を上げる。

            (3)時間

            時間を十分掛ける。ミニマム1年。我慢できれば3年熟成。うん?、この程度では超熟成とは言わないか。気の短い人、先の短い人にはこれでも超熟成と思いましょう。時間も根気もあるから10年以上熟成させれば、特殊な酢を作っていることになる。酢が好きな人はどうぞ。酒として美味しく楽しむには2年、3年辺りでしょう。4年とか5年とか越えたくない。

            (4)梅

            梅は大粒の瑕のないものを選ぶ。仕込み後は最後まで触らない・取り出さない。


            (梅仕事)梅の種類と選び方


            (梅仕事)梅の種類と選び方

            梅といっても色々ある。日本が原生地で改良も日本で進んでいます。花を楽しむ花梅、梅の実を収穫する実梅、両方とも改良が進んで多くの品種が登録されています。各地方でどんどんやっているので実態把握は困難かも?。交配と接木で訳が分からなくなっていると残念。花を目的でも実も美味しいとなれば当然収穫するようになります。国の機関には日本梅のブランド確立もしっかりやってもらいたいね。

            ここでは、梅を収穫する品種と梅仕事に応じて何を選択するのが良いか調べます。

            概して温暖地方の梅は皮が薄く、寒冷地方は固め、 酸味は関西系の梅は強く、関東以北の物は弱め。その結果、西・南は梅干し向き、東・北は梅酒向き?。←殆ど参考にならないかも。



            主な実梅品種

            ◆大実梅

            .

            ★★採用★★

            豊後(ぶんご)梅
            普通の梅かな。大粒。果肉も厚いが皮が比較的硬い。繊維質が多く杏子に近い品種。用途は限定しない。樹木としては古い品種かな?。豊後は大分。因みに露茜の受粉樹。

            梅干し梅酒梅シロップ
            .


            高田豊後(たかだぶんご)

            梅干し梅酒梅シロップ
            .


            ★★採用
            露茜(つゆあかね)梅
            皮も果肉も色が赤いので梅酒や梅シロップにすると色も楽しめる。味の評価はこれからだろうか。粒が大きく果肉も厚いので梅干しにも出来るはずだが、今のところは流通量も少ない希少価値品なので、梅酒を優先することになる。プレゼントに良いかも。

            梅干し梅酒梅シロップ

            .



            ◆中実梅

            南高(なんこう)梅
            なんこううめ又はなんこうばいという。単に南高と略す人もいる。粒が大きく、果肉も厚く、皮は比較的薄い。流通量も多い。用途を限定しない。

            梅干し梅酒梅シロップ



            古城(ごじろ)梅
            これはややレアものかな。あまり聞かない名前だ。知る人ぞ知る。梅酒以外にも当然使えるだろうが、希少価値品かも。「青いダイヤモンド」とも言うとか。

            梅酒
            .


            採用★★
            白加賀(しらかが)梅
            しろかが梅とも言う。関東に多く栽培されている。名前が良い。中粒。梅酒に使うことが多いが、他に使っても美味しい。

            梅酒
            .

            鶯宿(おうしゅく)梅
            果肉が固いので普通の梅干しには向かない。カリカリ梅、梅酒か梅シロップ専用だな。

            梅酒梅シロップ


            林州(りんしゅう)梅

            梅酒
            .

            玉英(ぎょくえい)梅
            青梅市。

            梅酒
            .

            梅郷(ばいごう)梅
            青梅市。兼用種。用途を問わないということ。


            梅酒

            十郎(じゅうろう)梅
            サイズは小振り、果皮が薄い。梅干し向き。神奈川県小田原。

            梅干し
            .

            杉田(すぎた)梅
            果肉が柔らかい。塾期が遅い。兼用種だが主に梅干し。神奈川県。

            梅干し



            養老(ようろう)梅
            あまり聞かない。マイナーだろう。
            .

            長束(ながつか)梅
            あまり聞かない。マイナーだろう。
            .


            藤五郎(とうごろう)梅
            新潟県。
            .

            採用★★

            西田(にした)梅紅映(べにさし)梅



            福井県若狭・三方。江戸時代の天保年間(1830~1844年)に若狭町(旧三方町伊良積)で発祥。明治時代から本格栽培。青いダイヤと呼ばれた。
            西田梅⇒福井梅⇒紅映(べにさし)梅・剣先(けんさき)梅に品種展開。なかなか魅力的だ。取り寄せて仕込んでみよう。

            梅干し梅酒梅シロップ


            パープルクイーン小梅
            和歌山県。ピンク色。

            梅酒
            .


            ★★採用★★

            花香実(はなかみ)梅
            中粒。ピンクの花は観賞用にも。受粉樹。自家受粉。一応、梅酒向けとされているようだ。

            .


            青軸



            加賀地蔵



            稲積



            八郎



            翠香



            越の梅



            小粒南高



            八房の梅



            節田梅



            ◆小実梅

            .
            甲州最小(こうしゅうさいしょう)梅
            山梨県。奈良市から持ち込まれた?。花期が長く花粉が多いので受粉樹としても利用。

            カリカリ梅



            竜峽小梅(りゅうきょうこうめ)
            伊那市。

            梅酒カリカリ梅

            .
            .※

            光陽小梅






            • 梅の品種・ブランドもいいですが、品質に拘る生産農家に巡り合えなければ期待外れに終わります。実際に農家の人に合うことも畑を見ることも出来ません。見極めるには、いろいろな情報を総合して判断するしかなさそうです。「正しい生産農家の選び方」についてはいくつかの実績を踏まえて別に考察しましょう。








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