ページ

梅酒に氷砂糖を入れる理由?


梅酒に氷砂糖を入れる理由?

植物のエキスを引き出すときに塩とか砂糖とかを入れる必要は本当にあるのか?

野菜の煮物に塩を入れて野菜の旨みを引き出す。
梅酒に砂糖を入れて梅の風味を引き出す。
漬物に塩を入れて野菜の旨みを引き出す。

本当かな?

後で塩とか砂糖を入れたって美味しいでしょう?。うん、美味しさの質が違う?。味音痴は困るね。

濃度の差が植物内の水分の移動を促し水分の中のエキスが引き出される。

植物を砕けばより簡単に引き出せるのだが、エキス以外も出てきてしまう?。重石をしても美味しい食品は組織を砕いても問題にならないもの。

漬物は発酵というプロセスが入る。だから余計美味しい。

梅酒の場合:

  1. 発酵は期待できない。
    ⇒完熟梅を使えば発酵した結果を手に出来る。
  2. 砕くことは酒を汚すし余計な味まで出てきてしまう。
    ⇒濾過して保存すれば汚れは気にならない。砕くことで出てくる味も楽しめるかも知れない。
  3. 自然と酒に溶け出すのを待つには時間が掛かりすぎる。
    ⇒時間があれば砂糖は入れなくて良い。無理やり浸透圧で抽出しないで、時間をかけて自然に抽出することにより熟成された味を引き出すことが出来る。
で、砂糖を入れる。ということですね。

<結論>

兎に角、甘いものが欲しいのでもなければ、砂糖は入れすぎないことだ。引き出したエキスが砂糖まみれになっていったい何を味わっているのか分からなくなる。本末転倒。誰かが推奨している量の腹八分の80%か、話半分の50%か、この程度で済ますことにしよう。

時間は十分かけよう。とは言え味にも耐用年数があります。10年も熟成すると全く別物になってしまう。ギャンブルだね。確実に楽しむには、2年以上4年未満。

長期保存を安心してやるには冷蔵庫しかない。不用意にこぼさないように保存瓶はポリ袋の中に入れて仕舞うようにします。冷蔵庫に場所が取れない場合は、パントリーとか床下収納を利用。暗くて温度変化がなく比較的乾燥していて涼しそうな場所。新聞に包んでダンボールの中に入れてしまいます。年に1,2回程度は様子をチェックします。

人気の投稿:週間

人気の投稿:月間

人気の投稿:年間