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炭酸マジック


炭酸マジック

以前、NHKの「ためしてガッテン」という番組で炭酸水の味覚的あるいは健康的効果について紹介していた。適度な炭酸水は健康にいいらしいが、一気に500ミリリットル以上も飲めば胃を冷たくして活性化に逆行。当然と言えば当然だが、夏の暑い日にはペットボトル1本くらいは平気でのめるので要注意。だって、炭酸水はガスが抜けたら不味いのでペットボトルは一度開けたら最後まで飲みたくなる。

毎食、150ミリリットル(グラス1杯)くらいが適量らしいから、1日で飲み干すくらいのペースでいいだろう。強くキャップを閉めて冷蔵庫に戻す。

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炭酸マジック効用

(1)飲用。消化器系(胃腸)を活発にする。
(2)シップ。毛細血管の血流を活性化する。血流が悪くて組織が壊疽しつつある場所に脱脂綿に浸すなどしてあてがう。足先なら足を炭酸水に浸ける。
(3)炭酸割り。飲み物に入れて楽しむ。アイスコーヒーなど。冷たい飲み物なら何でもいいだろう。
(4)炭酸フルーツ。炭酸果物。ソーダーフルーツ。ソーダー果物。

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炭酸スイーツ

  • 小さな果物:
    ZIPLOC(ポリ袋)に洗って水気を払った果物を入れ、果物が浸る程度炭酸水を入れる。果物も炭酸水も予め十分冷やしておく。空気を追い出してしっかり封をして冷蔵庫に入れる。悪くしてガスが抜けるといけないのでポリ袋の口は必ず上を向くようにしておくこと。翌日にはフルーツポンチ風味の果物が楽しめる。
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  • 大きな果物(カット):
    ZIPLOC(ポリ袋)~冷蔵庫に収まりにくいサイズの果物は、洗ってから適当なサイズにカットして、小さな果物のように処理する。炭酸水は予め冷やしておく。果物は可能な範囲で冷やしておく。このやり方では、果物の果汁が抜け出るので味は落ちるし、原形のものをカットして食べる醍醐味も失われる。
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  • 大きな果物(原形):
    ZIPLOC(ポリ袋)や冷蔵庫に収めにくいサイズの果物をそのまま炭酸水処理するにはドライアイスを使います。ドライアイスなんてどこで売っているんだろう。何と無く只でもらってくるものと思い込んでいる。クーラーボックスまたはそれに近い蓋のついたボックスまたは大きなポリ袋を使う。大きなサイズの果物をいれ、ドライアイス(板)を入れて蓋をする。揮発した炭酸ガスが抜け出せるように密閉しないこと。ポリ袋使用時はドライアイス(板)と直かに接触すると布でカバーするなど工夫すること。多分、(1泊2日)翌日には食べることが出来ると思うが、ものが大きいので安全をみて(2泊3日)翌々日の朝~お昼に楽しみたい。
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  • ZIPLOC(ポリ袋)フルーツポンチ:
    複数の好きな果物を洗って水気を切って適当なサイズにカットしてポリ袋に入れる十分浸る程度の炭酸水を入れる。炭酸水も果物も出来るだけ予め十分冷やしておくこと。空気を追い出してしっかり封をして冷蔵庫に。温かい果物と炭酸水を合わせるとガス抜けが早いのでトラブルの元になるし美味しくなくなるの注意。ドライアイスで冷やした果物利用も炭酸が補給されて面白い。好みで甘味料やアルコール類を追加する人もいるかもしれないが、味覚に自身が無ければプレーンな味を見極めてから味を変化させていくことを推奨します。
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梅酢漬け:新生姜(新ショウガ)2013



紅生姜

今年も出来た梅酢を使って梅酢漬けと考えたがどうも上手く行かない。漬物のことがまるで分かっていないようだ。

買ってきた新ショウガを洗っていきなり梅酢に浸して冷蔵庫に入れておいても紅生姜にはなってくれないみたいだ。手抜きも程度問題ということか。

鬼のレシピ?

サイトを見るとあちこちに決定版が並ぶが、色々ありすぎて何が基本的な要件かすら理解できない。紅生姜くらい単純なものがどうして幾つもレシピが存在するんだろう?。梅干しに劣らず実は奥深いものなんだろうか。んな訳ないでしょう。



紅生姜というとポリ袋パックに入った千切り状の赤い生姜を思い出すが、手作り紅生姜のイメージとは出来ない。っていうか作ってみようという気にならない。

どの辺が上がりのイメージ(目指す姿形)か画像をくってみると、タイトルの画像が出くわす。なかなか素敵ではないか。買えば簡単だけど、自分でもチャレンジしてみたい。買ったものと手作りしたものと比べることも出来そうだ。



<見よう見まねの"鬼レシピ">


  1. 新生姜の調達。スーパーに出たばかりの新鮮なもの。道の駅、JA直売所、農家直売所などが近くにあれば利用してみたい。
  2. 泥とか砂が付いていることは先ずないが冷水で丁寧に洗う。適当なサイズ・形にカットしていく。皮は剥かない。皮の部分が一番の味深い場所。
  3. 表面の水分を飛ばす。ザルに広げる。乾燥させるのは駄目らしい。心は雑菌がつき難いように。であれば、ザルに広げて水を切ってホワイトリカーを噴霧するのが良さそうだ。
  4. 酢に漬ける。一般的には塩で漬けるが、ベンチマークモデルでは特製の酢漬けとか。想像するに売り物の場合は甘い味付けが必要なので多分特製酢は<米酢・砂糖・みりん・酒・梅酢>のミックスと思われる。面倒嫌いが信条なら、<米酢(6)・林檎酢(3)・砂糖(1)>ぐらいで手を打とう。さっぱりさせるなら砂糖は入れない。
  5. 酢漬けは2泊3日。ポリ袋に入れる。空気は追い出す。冷蔵庫。
  6. 酢から取り上げたら、梅酢に漬ける。酢は使い回し出来るらしいが何に使うのか?。生姜風味で美味しいので酢の物、ドレッシング、用途は広い。
  7. 梅酢はひたっと浸る程度。量が足りないので無駄遣いしない心。その分、毎日、天地を入れ替えてやる。水が上がってたっぷりになれば天地替えは不要。梅酢に漬ける期間は、7泊8日。土曜日に漬けたら次の土曜日に引き上げるイメージ。多少前後しても構わない。
  8. 半日の天日干し。直射日光なら2時間でも良い。直射が無理なら外風にあてて4時間程度。
  9. 再び赤梅酢で漬け込む。容器は密閉ボトルを使う。揉み紫蘇を上に乗せる。何が何でも真っ赤にするのだ。蓋をする直前にホワイトリカーを十分噴霧しておく。冷蔵庫または冷暗所に2週間。いくつかの小振りのボトルを利用したい。なるべく空気を入れないように満タンに近いようにする。順々に開けて食用していく。

(梅仕事)砂糖が焦げる温度


(梅仕事)砂糖が焦げる温度

ジャムなど砂糖を温めるときは、砂糖を焦がさないかにとても神経を使います。一度焦がせば、好ましくない味と匂いが混じりこんできて悪い時は全て台無しの事態になります。

かと言って低温では砂糖の溶け具合が不十分で調理途中の状態のままになりかねません。
  1. 常温(20度~30度):空気中の水分を吸収し自然溶解。
  2. 低温加熱(60度~70度):内部から気泡を出し、強制溶解。
  3. 100度前後:連続的に泡が出て煮立つ。沸騰状態。シロップ状になる。
  4. 150度前後:黄金色に着色。球礼するとベッコウ飴。
  5. 180度前後:焦げる。こげ茶色に変色。少量のお湯でカラメルソース。
(注意事項)
  • 鍋(なべ)の中の温度は均一ではありません。100度前後にしたつもりでも直接熱を受けている場所では既に200度に近いこともあります。良くかき混ぜるのは基本ですが、鍋の底面に付着した砂糖はやはり焦げ始めます。
  • 特別な目的を持たない限り、湯煎(ゆせん)方式を採用すべきです。低温加熱の場合は蓋をしないで湯煎します。100度近くまで持って行きたい時は外鍋も内鍋も両方とも蓋をします。外鍋だけ蓋をすると水滴が入るので行けません。内鍋だけ蓋をすれば高めの低温加熱が可能でしょう。
  • 湯煎しても水分は逃げていきます。油断すると必要以上に煮詰まってしまいます。特別な意図が無い場合は必ず内鍋の蓋をします。
  • ジャムの場合は焦がし砂糖、カラメルソースなどは必要ありませんから、必ず湯煎を使います。
  • ジャム(梅ジャムなど)を保存ビンに詰め替えた後、殺菌の湯煎を行います。形状的に可能であれば外蓋をして温度を100度近くまで上げます。さっき入選は短時間で終わらせてください。
  • 殺菌湯煎後は時間を掛けてゆっくり冷やし、透明感を出すようにします。

梅シロップの梅ジャム(修正レシピ)


梅シロップの梅ジャム(修正レシピ)

時間を掛けないで作ったが満足度が低い。出来損ないを作ってしまったようだ。反省を踏まえてレシピを修正する。


  1. 梅シロップで使った梅をカットして表皮と種を分けてから煮ると効率は良いが、味は悪くなる印象だ。むしろ、たっぷりの水でゆっくり時間を掛けて煮るほうが良い。無理やり混ぜて形を崩す必要も無い。急がば回れ。灰汁が出るなら取り除く。
  2. お湯を捨てる。梅エキスの出たお湯を捨てるのは残念だが捨ててしまおう。
  3. 梅を取り出してヘラでつぶして種を取り除く。
  4. 裏ごしする。計量する。仮に500グラムとする。
  5. 水100グラム(100ミリL)、砂糖400グラムを用意する。ピュアに拘る向きは水は不要。
  6. 鍋に裏ごしした果肉(500グラム)と水2分の1(50グラム)と砂糖2分の1(200グラム)を入れて弱火で煮る。
  7. しっとりしてきたら一度火を止めて、残りの水と砂糖を入れる。
  8. 再び弱火でかき混ぜながら煮る。煮詰める感じにならないように。焦がさないように。
  9. 焦がさないためには、大きな鍋にお湯を入れてその上で煮る(湯煎)。ピュアに拘る場合は水を入れないので、最初から湯煎方式が安心だ。
  10. 砂糖はグラニュー糖(や氷砂糖が癖がなくて果実風味をダイレクトに楽しめる。甜菜糖、黍糖、黒糖などはミネラルなど独特の風味があるのでユニークな味わいが期待できる。蜂蜜も利用も良いでしょう。

(梅仕事)裏漉し(うらごし)の道具


(梅仕事)裏漉し(うらごし)の道具

梅仕事でうらごしをすることはあるか。考えられるのは梅ジャム作り、梅味噌作り、の辺りだろう。果肉を口当たり良くスムーズに取り出すための裏ごし。硬い種と硬い表皮を分離するのだが、種は流石に手で取り除くしかない。問題は皮の部分の分離。

菓子つくりは主な材料が粉物(こなもの)だから、扱いは食感を意識したものになる。梅仕事も食感をスムーズに仕上げることが狙いとしつつも、先ずは硬い皮が問題だ。

皮ごと煮て皮を柔らかくして漉し入れるやり方と、皮についた果肉を取り込むに止め、皮は残すやり方だ。梅の風味・食感を楽しむなら漉し入れるやり方。純粋にエキスだけを楽しむなら皮の微塵が入らないように作業する。何れも気分の問題で明確に分離することは難しい。

梅仕事は道楽?

農家などが商売でやっている梅仕事と違って、普通の家の梅仕事は趣味と実益というより、完全に趣味道楽の範疇でしょう。買うより安いは大嘘で大概は高くつきます。

サイトを見ると素敵なデザインの「うらごし」があった。





金属製/ステンレス製のザルを裏ごしの道具に使うのは、面倒がりの主婦の裏技?。歩留まりが悪くて良くない。肌理(きめ)が粗い訳よ。料理は道具だ。

失敗したカリカリ梅の始末の付け方


失敗したカリカリ梅の始末の付け方

カリカリ梅を作ったつもりが全然カリカリにならない。あるのは只の梅酢漬け。しかも皮はやたら硬い。中はじゅくじゅく。どうやらカルシウムが果肉の奥まで達していなかったみたいだ。

卵の殻の量が少なかったか、塩分が多すぎたか、そういうことも失敗に繋がるようだ。完熟梅も失敗しやすい。塩分の加え方は3日3回に分けるなどするとシワができ難いらしい。この手法は砂糖を入れるレシピの場合も同じ。卵の殻は人によっては保存時も梅酢に入れたままにする様だ。

東北地方では(確認したわけじゃないけど)、青梅を割って果肉が見えるようにしてからカリカリ梅にするそうだ。理屈は合っている。カルシウムが果肉と接触しないとカリカリ梅は始まらない。どうせ刻んで使うのだから最初から切り開いて形を崩しても何も問題はない。

でも、メーカーが作る大粒のカリカリ梅はどのようにするんだろうね?。色は我慢できるが、基本的に大粒梅でカリカリじゃないとカリカリ梅に拘る人にはつまらない訳です。この場合ははちみつ漬けにしてお茶うけにしましょう。



さてと。来年どうするかはこれから工夫するとして、問題は今年の中途半端な作品だ。見事なリカバリーショットが打てるかどうか。ところがどこを探しても失敗作の始末の付け方については気合が入らないらしい。たかがカリカリ梅で失敗なんて論外なんだろう。馬鹿と言われている様なものだ。めげずに検討しよう。

  1. (梅酢漬けのまま)
    今のまま比較的早めに消費する。
  2. (長期保存)
    今の中途半端な梅酢漬けもどきでは保存が効かない。
  3. しかも、梅酢漬けは好む人もいるようだが食べると全然美味しくない。関東人の食べ物?。
  4. 梅酢を切るには土用干し(只の日干し?)をする。
  5. 土用干しの夜露作用で表皮が柔らかくなることを期待する。夜露が当たらなければホワイトリカーを噴霧してやる。
  6. (⇒普通に梅干しにする)
    無難なのは梅干しにすること。超減塩の場合は、減塩でない梅干しの梅酢に夜間だけ漬けてやる。ただし、他の梅干しと同居させない。カルシウムが悪さする可能性を予め防いでおく。
  7. (⇒砂糖漬けにする)
    減塩を利用して甘くする場合は、土用干しの後、蜂蜜・黒糖などに入れる。
  8. 但し、減塩のつもりが赤シソの塩揉みを入れたりして実際には減塩になっていないこともあるので1つ2つ食べてみて塩分の程度を見てから、普通に梅干しにするか、砂糖漬けにするかを判断しておきたい。

梅シロップで作る梅シロップゼリーと梅シロップ寒天


梅シロップで作る梅シロップゼリーと梅シロップ寒天



  • 寒天は分量を間違えると硬さが極端に変わるので、夏の冷たい菓子として作る場合は難しい。冬の和菓子の場合は少々硬くても美味しく食べることが出来る。梅シロップ寒天は冷菓なので"ぷるんぷるん"感は是非残したい。
  • 寒天を決して入れすぎないこと。硬さが不足する場合は軽く凍らせても良い。
  • 梅シロップを造るときに使った甘酸っぱい梅は流用しないこと。大きい実はバランスに欠けるし、皮は硬くて食感もよくない。入れるならほんの少量の果肉の部分。あるいは梅ジャムに作り直してから入れる。適当少量を形よく凍らせてから中に入れると面白い。その他のものとして甘く煮た小豆、餡なども面白い。


  • 植物性の寒天の方が健康には良さそうだが、ゼリーの方が扱いやすいようだ。
  • http://cookpad.com/recipe/1889966
  • このレシピはよく出来ているのにアガー?とゼラチンを両書きして返って分かり難い。親切が仇になっているね。レシピには潔さがある方がポリシーが明確で素人には助かる。あれもこれも言い始めたら何処から何処までキリがないかな。

(梅仕事)いくつかの留意点


(梅仕事)いくつかの留意点




  • 赤シソを茎から外すとき


梅干しの赤シソを単なる色付けに使い食用しないときは特に留意事項も有りませんが、梅干しと一緒に食用するとき、あるいは単独で他の具材と調理して食用するときは、シソの柄の部分の食感が問題になります。

買ってきたシソの葉のパックから葉を取り出すときは面倒ですが柄の部分も入れないように注意します。柄の部分は硬くて美味しくありません。なるべく茎から遠い位置で引き離します・引きちぎる。




  • 土用干しの仕舞い方


何時に土用干しを終了させるか。これは最終日は日光に当てないで夜露(朝露)を受けたあと、直ぐに取り込みます。ややしっとり状態で。梅干しザルから梅もシソもスムーズに表皮を傷めないで取ることが出来ます。


  • 土用干しの始め方


朝から始めればいきなり直射日光。梅の表面の塩分も固定される。夜から始めれば夜露の洗礼がきて、梅の表面の塩分が少し緩んでの直射日光になります。その差は気分程度かと思われます。

梅干しボトルは先入れ先出し?先入れ後出し?


梅干しボトルは先入れ先出し?先入れ後出し?

梅干しなんてそんなに食べるものでもない。漬け込みボトルもミニマムにしたい。漬け込みして直ぐは日向臭くて食べることが出来ないから「食べないボトル」が一つ。漬け込んで半年以上経過したら食べることができるから「食べるボトル」が一つ。計2つのボトルで回すようにすればいいでしょう。

"01"ボトル

奇数年(2013年など)の夏に土用干しした梅干しは01ボトルに入れる。これは約半年熟成させて日向臭さを抜いて、翌年正月から食用を開始する。

次の奇数年(2015年など)の夏に土用干しした梅干しは前の奇数年梅干しの上に乗せる。
  • このときに、古い梅干しも果肉の状況を確認することも兼ねて土用干しする。期間は適当。ボトルに戻すときに、好みに合わせて新旧梅干しの上下を決める。
奇数年には上に追加されるが、偶数年は変化無し。黙って食べ続ける。


"02"ボトル

遇数年(2014年など)の夏に土用干しした梅干しは02ボトルに入れる。これは約半年熟成させて日向臭さを抜いて、翌年正月から食用を開始する。

次の偶数年(2016年など)の夏に土用干しした梅干しは前の偶数年梅干しの上に乗せる。
  • このときに、古い梅干しも果肉の状況を確認することも兼ねて土用干しする。期間は適当。ボトルに戻すときに、好みに合わせて新旧梅干しの上下を決める。
偶数年には上に追加されるが、奇数年は変化無し。黙って食べ続ける。



梅干しを食べる順序

こんなことを考える人はあまり居ないでしょう。

上手に漬け込んだかどうかは、土用干しのときに一つ一つ触れば確認できる。①美味しそうに出来たものから食べるか、②美味しそうなものは残して失敗作から処分(消費)するか。ここが思案のしどころ。①の人は常に美味しいものを食べることが出来ます。②の人は常に今は我慢を続けます。

  • 上出来から食べる
    上出来の梅干しはふわっとしたソフトな感触。当然、この極上から食べ始めます。これは長期熟成なんてやっているとエキスが染み出て表皮も破れてろくなことありません。半年したら直ぐに食べることが出来るようにボトルの上に来るように入れます。
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  • 不出来は長期熟成
    不出来の梅干しはゴツンとしたハードな感触。皮が硬くて齧るしかありません。こんなものは直ぐには食べません。長期熟成の対象です。ボトルの一番底において圧力と梅酢エキスが下りてくる環境におきます。こうすることで運が良ければ少しは食べられる梅干しになるでしょう。
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  • (梅干し甕を使う)
    この方法論の素晴らしさは、透明なグラスボトルを使わないで古典的な梅干し甕を使うことも出来ることです。甕の場合は中の様子が分からなくなって、長年使うと何となく気持ち悪くなりますが、この方法論で2年ごとに適切に管理すれば常に納得の味を楽しむことが出来るようになります。


保存ボトル1つで済ます
  • 保存ボトルが1つのケース。梅干しの消費量が少ない家では梅干しを作る量も少ない。梅干し保存ボトルも1つで十分な場合も間が方は同じです。というか、更にシンプルです。
  • 今年つけた梅の土用干しのときに、保存中の梅も土用干しします。但し日中の直射は半日程度で陰干し、夜干しにします。好みによりますが、梅干しの赤い色が後退していたり水分(しっとり感)が足りないと思ったら梅酢に漬けてから干します。
  • 保存ボトルも綺麗に洗って日光消毒です。更にホワイトリカーを噴霧してボトル内の菌類を減らしておきます。
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  1. 最初に、3日3晩の土用干しが終わった今年の梅干しで、出来の悪いものを一番下に入れます。
  2. 次に、1日2晩の土用干しが終わった昨年またはそれ以前の梅干しで、出来の悪いものを入れます。
  3. その次に、今年つけた梅干しで出来の悪くないもの・早く食べたいものを入れます。
  4. 最後に、昨年またはそれ以前の梅干しで、出来の悪くない梅を入れます。

梅シソの扱い方
  • 梅干しと一緒に漬けた赤シソの扱いは少し面倒。梅とシソを分離させるのが一番無難。生めと一緒に土用干しをしたら、別の容器に保管します。適当な調味料として利用します。
  • 梅干しと一緒に入れて、梅シソも少しずつ食べていくのは普通ですね。梅干しの上の乗せて梅干しが乾燥しないようにします。悪くしてカビが生えてもシソだけで済む可能性もあります。
  • 土用干しで乾燥させたシソを梅を入れる前に一番下に敷きます。これで梅から染み出た余分な水分、エキスを吸収します。
  • 梅の仕分け区分の目印に途中にも入れていいでしょう。神経質でなければ不要。
  • 後は一番上に入れます。要は一番底と一番上に入れます。
  • 作業中、適宜ホワイトリカーの噴霧で滅菌します。
  • シソの面倒なのは「美味しさ管理」。新しいシソは美味しい。古すぎるシソはドロドロで食べる気がしない。丁度いい加減は、好みもあるからそれぞれ都度都度の判断だろうが、半年くらいからせいぜい2年までではないだろうか。とすると、シソの管理手順は次の形になる。
  • 今年の新しいシソは土用干しをして一番下に入れる。
  • 去年のシソ(保存ボトルの底にあったもの)は土用干しをして一番上に置く。これは梅エキスも染み込んだ極上のシソです。極上のゆかりにしてもいいでしょう。梅干しの上のシソが梅酢で濡れた感じがよければ、軽く梅酢に浸してから乗せます。
  • それより古いシソ=保存ボトルの上にあったものは2年経過したもので、梅干しボトルには戻さないで、梅酢漬け・梅酢和えなどに使って早々に消費する。味は抜群の筈です。

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