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梅干しボトルは先入れ先出し?先入れ後出し?


梅干しボトルは先入れ先出し?先入れ後出し?

梅干しなんてそんなに食べるものでもない。漬け込みボトルもミニマムにしたい。漬け込みして直ぐは日向臭くて食べることが出来ないから「食べないボトル」が一つ。漬け込んで半年以上経過したら食べることができるから「食べるボトル」が一つ。計2つのボトルで回すようにすればいいでしょう。

"01"ボトル

奇数年(2013年など)の夏に土用干しした梅干しは01ボトルに入れる。これは約半年熟成させて日向臭さを抜いて、翌年正月から食用を開始する。

次の奇数年(2015年など)の夏に土用干しした梅干しは前の奇数年梅干しの上に乗せる。
  • このときに、古い梅干しも果肉の状況を確認することも兼ねて土用干しする。期間は適当。ボトルに戻すときに、好みに合わせて新旧梅干しの上下を決める。
奇数年には上に追加されるが、偶数年は変化無し。黙って食べ続ける。


"02"ボトル

遇数年(2014年など)の夏に土用干しした梅干しは02ボトルに入れる。これは約半年熟成させて日向臭さを抜いて、翌年正月から食用を開始する。

次の偶数年(2016年など)の夏に土用干しした梅干しは前の偶数年梅干しの上に乗せる。
  • このときに、古い梅干しも果肉の状況を確認することも兼ねて土用干しする。期間は適当。ボトルに戻すときに、好みに合わせて新旧梅干しの上下を決める。
偶数年には上に追加されるが、奇数年は変化無し。黙って食べ続ける。



梅干しを食べる順序

こんなことを考える人はあまり居ないでしょう。

上手に漬け込んだかどうかは、土用干しのときに一つ一つ触れば確認できる。①美味しそうに出来たものから食べるか、②美味しそうなものは残して失敗作から処分(消費)するか。ここが思案のしどころ。①の人は常に美味しいものを食べることが出来ます。②の人は常に今は我慢を続けます。

  • 上出来から食べる
    上出来の梅干しはふわっとしたソフトな感触。当然、この極上から食べ始めます。これは長期熟成なんてやっているとエキスが染み出て表皮も破れてろくなことありません。半年したら直ぐに食べることが出来るようにボトルの上に来るように入れます。
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  • 不出来は長期熟成
    不出来の梅干しはゴツンとしたハードな感触。皮が硬くて齧るしかありません。こんなものは直ぐには食べません。長期熟成の対象です。ボトルの一番底において圧力と梅酢エキスが下りてくる環境におきます。こうすることで運が良ければ少しは食べられる梅干しになるでしょう。
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  • (梅干し甕を使う)
    この方法論の素晴らしさは、透明なグラスボトルを使わないで古典的な梅干し甕を使うことも出来ることです。甕の場合は中の様子が分からなくなって、長年使うと何となく気持ち悪くなりますが、この方法論で2年ごとに適切に管理すれば常に納得の味を楽しむことが出来るようになります。


保存ボトル1つで済ます
  • 保存ボトルが1つのケース。梅干しの消費量が少ない家では梅干しを作る量も少ない。梅干し保存ボトルも1つで十分な場合も間が方は同じです。というか、更にシンプルです。
  • 今年つけた梅の土用干しのときに、保存中の梅も土用干しします。但し日中の直射は半日程度で陰干し、夜干しにします。好みによりますが、梅干しの赤い色が後退していたり水分(しっとり感)が足りないと思ったら梅酢に漬けてから干します。
  • 保存ボトルも綺麗に洗って日光消毒です。更にホワイトリカーを噴霧してボトル内の菌類を減らしておきます。
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  1. 最初に、3日3晩の土用干しが終わった今年の梅干しで、出来の悪いものを一番下に入れます。
  2. 次に、1日2晩の土用干しが終わった昨年またはそれ以前の梅干しで、出来の悪いものを入れます。
  3. その次に、今年つけた梅干しで出来の悪くないもの・早く食べたいものを入れます。
  4. 最後に、昨年またはそれ以前の梅干しで、出来の悪くない梅を入れます。

梅シソの扱い方
  • 梅干しと一緒に漬けた赤シソの扱いは少し面倒。梅とシソを分離させるのが一番無難。生めと一緒に土用干しをしたら、別の容器に保管します。適当な調味料として利用します。
  • 梅干しと一緒に入れて、梅シソも少しずつ食べていくのは普通ですね。梅干しの上の乗せて梅干しが乾燥しないようにします。悪くしてカビが生えてもシソだけで済む可能性もあります。
  • 土用干しで乾燥させたシソを梅を入れる前に一番下に敷きます。これで梅から染み出た余分な水分、エキスを吸収します。
  • 梅の仕分け区分の目印に途中にも入れていいでしょう。神経質でなければ不要。
  • 後は一番上に入れます。要は一番底と一番上に入れます。
  • 作業中、適宜ホワイトリカーの噴霧で滅菌します。
  • シソの面倒なのは「美味しさ管理」。新しいシソは美味しい。古すぎるシソはドロドロで食べる気がしない。丁度いい加減は、好みもあるからそれぞれ都度都度の判断だろうが、半年くらいからせいぜい2年までではないだろうか。とすると、シソの管理手順は次の形になる。
  • 今年の新しいシソは土用干しをして一番下に入れる。
  • 去年のシソ(保存ボトルの底にあったもの)は土用干しをして一番上に置く。これは梅エキスも染み込んだ極上のシソです。極上のゆかりにしてもいいでしょう。梅干しの上のシソが梅酢で濡れた感じがよければ、軽く梅酢に浸してから乗せます。
  • それより古いシソ=保存ボトルの上にあったものは2年経過したもので、梅干しボトルには戻さないで、梅酢漬け・梅酢和えなどに使って早々に消費する。味は抜群の筈です。

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