清酒を使って梅酒を作る
度数の低いアルコールを使うと発酵するため、結果的には酒税法か何か抵触してしまう。自家製梅酒は、度数の高いアルコールを使うことが余儀なくされる。
ホワイトリカーなら度数30度~35度が一般的でしょう。2リットルの箱酒があちこちで売られている。
ブランデーも35度のものが箱酒で幾つかのメーカーから出ているようだ。少し頑張る人はサントリーのVOかXOか忘れたがそれを利用する。
清酒(日本酒)は、特殊な商品には度数35度を超えるようなものがあるようだが、それは特殊すぎて手を出す気になれない。多分、かなり高くつく勘定だろう。それにあまり知らない銘柄の日本酒は飲みたくもない。
普通の清酒はせいぜい15度しかない。梅酒で使うには物足りない。そこで調整(水で割っていない)原酒を使う。度数は少し上がって17度~20度程度になる。お気に入りの銘柄、蔵元でも量は少ないが原酒を出している。店の人に聞くと原酒の方が味が良いらしい。特に、純米原種。
20度の純米原種を手に入れても、発酵の不安は消えない。発酵させたら法律違反。ブドウの場合は発酵させなくても違反。ですから、手際が求められる。
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手順
- 青ウメ適量。500グラム~1キログラム。最初は少量でスタートするのが良いでしょう。完熟ウメは清酒とは相性が悪いように思うが、好みの問題だから好きな人はどうぞ。
- 氷砂糖。梅の半量程度。これも好みでウメと同じ量にするか、全く入れないか、でも構わない。
- 清酒:純米原酒。500ミリリットル~750ミリリットル程度。好きな銘柄を選ぶこと。好きでないお酒で作っても美味しい分けは有りません。日本酒をあまり飲まない人は作る意味もない。
- 蓋つき透明ボトル。2リットルサイズが良さそう。4リットルサイズは作業がしやすいので良いが、少量の場合は空気が入るので避けたい。冷蔵庫利用も難しくなるデメリットもある。
- ウメは青ウメのまま、追熟などはしないこと。丁寧に洗う。蔕(臍?)も丁寧に外す。丁寧に水をふき取る。35度のアルコール(ホワイトリカーでもブランデーでも)を噴霧して滅菌消毒する。しっかり乾燥させる。
- ボトルをあらかじめ消毒しておく。鍋に入れて水から温めて熱湯消毒。急に水を掛けないこと。使う直前にアルコール噴霧。
- ボトルにウメを静かに入れる。ウメを入れたら氷砂糖を入れる人は梅の上に乗せる。梅と氷砂糖を交互に入れるレシピを見かけるが全く身意味なことです。
- 最期に、清酒を静かに注ぎ入れます。泡立てないこと。空気はなるべく入れたくない。ボトルにいっぱいになって空気が少ない形が望ましい。
- 蓋もアルコール消毒してから、ボトルにしっかり蓋をする。密封に自信が無ければ上からラップしても良い。
- 冷蔵庫に保管。保管期間はミニマム1週間。封を開けた清酒の保存性ははっきりしないので、せいぜい1か月を目途にしたい。飲み頃は2週間から3週間か。
- 注意すべきは飲み始めたら長くても1週間程度で飲み終えるようにしたい。確かに、この量なら1日でなくなるでしょう。
- 外道ながら、青ウメをボトルに入れる前に冷凍する。一晩置いてから使うアイデアもある。エキスの交換が促進されると信じている人はやってみましょう。
- さらに外道ながら、凍らした青ウメを適当なものでたたいてクラッシュさせてから使う人もいる。この場合は青ウメは1週間で引き揚げて、直ぐに飲み始めること。
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- いわなみ 純米吟醸生原酒(無濾過蔵出し) 720ml
- 長野県千曲錦酒造帰山与番純米原酒
- 【季節限定】大雪渓(だいせっけい) 特別純米 無濾過生原酒 中取り
- 大雪渓 特別純米 無濾過生原酒 美八方(微発泡)
- 中乗さん 純米吟醸 無濾過生原酒 木曽 中善酒造
- 翆露(すいろ)純米吟醸 無濾過生原酒
- 八海山 特別純米原酒 1.8L (冷蔵)
- 天狗舞 山廃仕込純米原酒
- 北安大國 純米原酒 北安醸造
- 北光正宗 ひやおろし生一本 特別純米原酒
- 豊島屋 豊香 純米原酒生一本
- 美寿々 純米吟醸 無濾過生原酒
- 十六代九郎右衛門 山廃純米原酒熟成(23BY)
- 越乃景虎 純米原酒
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- 浦霞 純米原酒につけた梅酒 720ml。試に飲んでみても良さそうだ。
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(注意)
アルコール度数の低い清酒を使って自家製梅酒を作る行為は、ひょっとすると、違法行為かも知れません。 必ず事前に自分で確認して、自分の責任で行ってください。
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(注意)
アルコール度数の低い清酒を使って自家製梅酒を作る行為は、ひょっとすると、違法行為かも知れません。 必ず事前に自分で確認して、自分の責任で行ってください。
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