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完熟梅を通販で購入する






完熟梅を通販で購入する




完熟梅は近所のスーパーでも買えない訳ではないが確実に手に入れることは難しい。どんなレベルの梅がいつ店頭に並ぶか分からない。買い急ぐと、そのあとでもっと良質な梅がしかも安い価格で並ぶのを見ることが多い。急いてはことを仕損じる。しかし、店に勤めてでもいなければ確実に手にすることはできない。

そこで、通販の登場。これは時期は確定しないで望みの梅が収穫出来たら即座に出荷してくれるもの。日程は確定しないが出荷前には連絡が入るので、多くの場合は問題になることは無い。急用でも入るとメールや電話などで相談すれば対応してくれるだろう。

商品は実際は完熟手前のもの。本当に完熟では表皮が破れたり傷つきやすいし、バラツキも出てくる。輸送時のトラブルの確率も高くなる。完熟手前なら商品の硬さも残っているのでトラブルにならない。

受け取ったら色味を見て、必要なら追い熟をやる。青みが残っているものだけを紙袋に入れて常温で保管。せいぜい1日か2日で十分でしょう。既に完熟のものは冷蔵庫に入れる。これもせいぜい1日か2日。



アオウメを自分で完熟させる:

発想を変えて、青ウメを購入しても自分で追熟できるならわざわざ完熟梅を買う必要はない。

拘る人は樹上完熟というが果たして意味はあるのか?

果樹は果実が成長過程にある時は栄養を送り込む。青ウメは栄養をもらっている状態。どこかでスイッチが入って栄養の送り込みを止める。種子のレディ信号がどのように出されるのか興味深い。果実からのフィードバック信号として何らかの化学物質に変化が出てくるんだろう。最終的には果樹本体との接続が断たれ、やがては落下するしかなくなる。

熟するとは何かと考えれば、種を包んでいた果肉構造の自己崩壊に向けた化学構造の変化。動物の餌になるべき、柔らかくなったり甘くなったりする。

問題は電気回路みたいにデジタルでプロセスが進むのではないこと。果実は樹木本体から栄養を受けながら一方で熟構造化が始まるということだ。化学反応はアナログ的なのだろう。時間を掛けての熟成だから、表皮も青ウメをエチレンで熟成させたより柔らかい仕上がりになることが期待できる。

樹上完熟は、栄養が送り込まれるぎりぎりまで待って収穫するものだ。と推測します。果実の充実を限界まで追求するので収穫時の平均的な重量も多く出来る期待はあるし、追熟の手間が無いメリットもある。樹上完熟とやればブランド価値も出てくる(高く売ることができる)。虫とか鳥とか、風・大雨などの被害リスクも一方では残るし、収穫時期の見極めが難しくなるのも辛いところだ。

樹上完熟は時間を掛けた熟成で表皮の柔らかさと緩和された酸味と充実したサイズが魅力ということだろう。品質管理の手間がかかる分値段は高い。



追熟の手順:

大きなサイズの青ウメを購入して自分で完熟させても、結果はあまり変わらないだろう。

方法は、紙袋に入れればいいが、注意すべきは何段にも梅を重ねないこと。上と下でエチレンの濃度と重量の加減で上下に差が出てしまうから。悪くすると下は潰れてエキスがにじみ出てきている。だから、薄く広く並べることが必要。

参考までに完熟梅を通販で買うと段ボールの下の方は似たような状況(潰れてエキスがにじみ出ている)になっていることがあります。

アマゾンの宅配などで使われた段ボールを利用するのも良いでしょう。3個ぐらいまでは重ねて一番上に古新聞を掛けておいても良いでしょう。紙袋なら一つの袋には数を少なくして、複数使うようにすればいい。

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