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余った梅を使って梅ジャムを作る

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余った梅を使って梅ジャムを作る

余った梅
  1. 青梅の余ったもの
  2. 完熟梅の余ったもの
  3. 梅酒に使った梅の余ったもの
  4. 梅シロップに使った梅の余ったもの


青梅の余ったもの
  1. 傷のあるもの、小さなサイズのもの。
  2. 洗う。灰汁抜き(2時間~8時間)
  3. 果肉をカット。種はこの段階で捨てても良いし捨てなくても良い。量による。
  4. 鍋に入れて浸る程度に水を張って中火~弱火で煮る。
  5. 灰汁が出るので除去する。
  6. 火が通ったら木べらで果肉を砕くように混ぜながら煮る。種に付いた果肉もこそぎ落とされる。
  7. 全体がどろどろになったら、火からおろしてフィルターに掛ける。ここでフィルターに何を選ぶかがポイントになる。果肉の食感を求めるなら粗い目にする。ねっとり感を求めるなら細かい目にする。
  8. 1回目のフィルターは粗い目を使い、再度煮詰めて、次に細かい目のフィルターを使えば、手間はかかるがねっとり濃厚が狙えるだろう。
  9. フィルター処理が終わったら、計量し、基本的には同量の砂糖を加えて弱火で煮詰める。加える砂糖の種類は好みで選んでよい。何種類か作ってみると面白い。グラニュー糖、黒糖・甜菜糖・キビ糖など。
  10. 砂糖は一気に投入しないで味見をしながら予定の半分、また半分と、徐々に追加する。
  11. 砂糖を入れると焦げやすくなるが、焦がしては文字通り台無しなので、弱火で持ち場を離れないこと。時間は掛かるが湯煎で煮詰めても良い。
  12. 保存用のボトルを温めておく。同じ湯煎が利用できてもよい。
  13. 煮詰まったら、保存用ボトルに詰める。コンコンして空気を十分抜いておく。つるつる一杯まで詰める。空気を入れないこと。しっかり蓋をする。可能なら適当なものでシールする。
  14. 開封するまでは常温保管。
完熟梅の余ったもの
  1. 青梅ジャムと手順は同じ。
  2. 青梅ジャムは果肉を残さない方が美味しくなるが、完熟梅ジャムは果肉も楽しむ方が良さそうだ。
  3. 青梅ジャムはグラニュー糖が合うが、完熟梅ジャムは植物系の砂糖が合う。
梅酒に使った梅の余ったもの
  1.  焼酎で作ったものは、匂いが残るので止めた方が良いが、隠し味狙いのジャムなら面白い。ブランデーに付けた梅は味の収まりは良い。いずれも、そのまま何かに塗って食べるのではなく、例えば、カレーとか煮魚とかの隠し味。酒が味に残すものに魅力があれば価値があるが、それほどでもなければ、殆ど無駄仕事。廃物利用は返って高くつくし、地球にも優しくない。
  2. 手順は変わることは無いが、扱いは完熟梅に準じたものが良さそうだ。
梅シロップに使った梅の余ったもの
  1. 最初から砂糖漬けになっている梅ですから相性はいいともいえますが、逆にエキスを抜かれているので、味はマイルドになる期待がある。梅酒に使った梅と同じでそのまま使うのではなく、隠し味で使うものがせいぜいの出来だろう。廃物利用だけに価値がある詰まらないジャムだ。


美味しいジャムのコツ(基本形)は、傷物や小さいものは止めて、梅干にしたいような上物で作ること。砂糖とガス代と手間を掛けるに相応しい梅ジャムを作ること。間違っても、廃物利用で美味しいものが作れるわけがない。


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