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梅の収穫時期を見極める


梅の収穫時期を見極める

生産農家でもない普通の家で狭いに庭に梅の木が1本植えてあるときの収穫の話です。

樹齢が10年も過ぎれば特段の世話をしなくてもそこそこ梅の実を付けてくれます。で、この梅を収穫して梅干にしたり梅酒にしたり色々な欲が出てくると、ベストな収穫時期を考えるようになります。

庭に害虫(主にケムシ)が出て、うっかり梅の木にも農薬を掛けてしまうことはありますが、基本は無農薬で育てるのが自家栽培の良いところです。形は悪いし、実の表面は虫などに傷つけられて見た目は今一ですが、ものは悪くない筈です。

生産農家の写真を見るとブルーシートを梅の木の下に広げて落ちてきたものを完熟梅として収穫しているものがあります。完熟させなくても青梅で良ければどのタイミングか判断が難しい。その年の気象の影響を受けるので、どの地域でどの品種なら何月何日とは行かないでしょう。

とは言え、自然は不思議なもので毎年同じような時期に梅の実は大きくなるものです。誤差は前後2週間がせいぜいですが、その辺が見極めのポイントでしょう。今年は例年通りか、早いか、遅いか。

2015年6月下旬。本場紀州は完熟梅の収穫作業のピークの後半。そこから測れば他の場所の収穫時期の設定も容易かも知れない。南関東なら3日遅れと見て、直ぐに収穫に掛かって良さそうだ。北関東なら1,2週間遅れとみて、6月20日~7月5日の当たりで良いでしょう。甲信越・東北は3、4週間遅れと見て、7月5日~15日ころと見てよさそうだ。

青梅の収穫は完熟梅の収穫より1,2週間早くていいでしょう。われわれ一般人が落下梅(完熟梅)を収穫するのは返って難しい。青梅の後半のものを収穫して、用途に応じて追熟をしてやればいい。

即席でタイムテーブルを作ってみました。品種特性・環境特性もありますから、昨年・一昨年の収穫日も参考にします。収穫の時にモニター用に梅の実3個は枝に残しておきます。直ぐにぽろっと落ちるのか更に大きくなっていたかなど。

  1. 九州
    青梅:5月中旬・5月下旬
    完熟梅:6月上旬
  2. 紀州
    青梅:5月下旬・6月上旬
    完熟梅:6月中旬
  3. 南関東
    青梅:5月下旬・6月上旬
    完熟梅:6月中旬
  4. 東海
    青梅:5月下旬・6月上旬
    完熟梅:6月中旬
  5. 北陸
    青梅:6月上旬・6月中旬
    完熟梅:6月下旬
  6. 北関東
    青梅:6月上旬・6月中旬
    完熟梅:6月下旬
  7. 甲信越
    青梅:6月下旬・7月上旬
    完熟梅:7月中旬
  8. 東北
    青梅:6月下旬・7月上旬
    完熟梅:7月中旬
  9. 北海道
    青梅:7月上旬・7月中旬
    完熟梅:7月下旬



今年の梅の成長度合いは通販業者の動きで少し判断できる。地域の出荷予定。

完熟梅・通販

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