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2015-06-25梅酒ブランデー


2015-06-25梅酒ブランデー

本日収穫した白加賀を梅酒に仕込む。熟成なし。青梅のまま。



収穫した梅は4.6キロ。2。1キロをウメシロップ、2.5キロを梅酒に回す。

灰汁抜き4時間。

乾かす手間を省くため、ホワイトリカーを噴霧して水分を落とす。

4リットルボトル利用。

梅2.5キロでボトルは満タン。

隙間にブランデーを注ぎ込む。ブランデーを2.5リットルくらい入れたらボトルから溢れてしまった。 サントリーVOびらんデー0.7リットル+サントリー果実酒用ブランデー1.8リットル。

氷砂糖は蓋の内側の隙間に50グラム程度。飲みやすくするには後100グラム~200グラム程度追加したい。無糖でもブランデーだから普通に飲めるから問題はない。隙間が出来たら追加することにしよう。

後で、ラベルをボトルに張るのを忘れないように。



ウメシロップ

因みに梅シロップ用の2.1キロは冷凍庫保管。7月中旬に仕込んで下旬から飲み始める算段で良いでしょう。



「白加賀」は「しらかが」と読むのが正しいのかもしれない。個人的にはカナ漢字変換の不都合も手伝って「しろかが」でやっている。



理屈で考えれば、白加賀にはホワイトリカーの方がすっきり感では相性がいい筈だが、焼酎の味が気になりだすと、酔うために飲む酒になって、嫌、酔うと味わいが出てくる酒になるので、善し悪しがはっきりしない。

清酒を合わせる。これは長期保存版でなく、梅醤油のようにさっと作ってさっと楽しむ、風味を味わう類。ウメシロップと似た取り組みになりそうだ。

梅シロップ用に冷凍した白加賀から5個程度もらって、清酒(原酒)に3日ほどつけてみよう。どんな味になるか。白加賀以外の梅を使ってっも良いかもしれない。



6月25日修正

梅を6個抜いて、2.4キロにして、氷砂糖を100グラム追加。

この梅は冷凍して後で実験的に清酒に付け込む。

自家栽培の梅で梅シロップを作る


自家栽培のウメで梅シロップを作る

庭の梅の木から梅を収穫する作業は実は生産農家に比べて結構難しい仕事です。

生産農家なら梅の木の下にシートを敷いて完熟梅を集めれば、一応品質の揃ったものが相当量得られる。木に成っているものを捥ぎり取れば青梅として揃ったものが得られる。

庭に1本植えてある自家栽培の梅の木からは熟度のばらばらなものが少数ずつ得られるので品質が揃わない。

そこで梅干しなら追熟させることで品質の一定化をはかる。梅酒、梅シロップなら青い梅を使うことで問題ない。要するに、自然落果の完熟梅は自家製では無理と言うことですね。

もう一つの問題は虫食い。梅がきれいでないのだ。梅干しでは使いたくない。梅酒も気分で飲むので避けたい。で、虫に食われた梅はシロップを経由してジャムに回る。梅酒の梅は少量ならジャムに回しても良いが多いと酒の匂いが残るので、特に焼酎バージョン(ホワイトリカー版)は避けたい。



自分の家の庭の梅の木から梅を収穫する。

水で洗いながら上物(梅酒用)と傷物(シロップ用)に仕分ける。

上物はあく抜きに水につけておく。2時間~8時間(一晩の感覚)。⇒梅酒レシピへ。

傷物もあく抜きをする。短く1時間で良いでしょう。

あく抜きがすんだら傷の酷い場所を切り落とす。

冷凍庫に保管。中まで凍らせるため、4時間以上。余り長いとどのような影響が出るのか分からないので長くても一晩を目途にしたい。都合で1か月程度冷凍保管するような場合は、ビニール袋を二重に密封して水分が過渡に失われないようにする。

消毒したボトルに冷凍梅を入れる。梅の表面の水分を拭うこと。氷砂糖(できればサイズの小さなもの、小粒)を梅と交互に入れる。最後に、アルコール(ブランデー)を少量入れる。殺菌と砂糖を溶かすのを早めることと風味づけ。梅の5%~10%がいい加減だろう。

容器は空気が入らないようにジャストサイズのものを選択したい。

梅は洗って水けをきった段階か冷凍から取り出した段階で計量してください。氷砂糖は好みでウメと同量または半量を準備します。

保管場所は冷蔵庫にします。化学反応は常温の方が進みますが、発酵のリスクも出るため、冷蔵庫に保管してゆっくり進めます。毎日、ボトルを振るなどして梅が液体に濡れて抽出を促進させます。梅が液体に沈めば一安心です。

後は、普通に梅シロップのレシピに沿います。

梅の収穫時期を見極める


梅の収穫時期を見極める

生産農家でもない普通の家で狭いに庭に梅の木が1本植えてあるときの収穫の話です。

樹齢が10年も過ぎれば特段の世話をしなくてもそこそこ梅の実を付けてくれます。で、この梅を収穫して梅干にしたり梅酒にしたり色々な欲が出てくると、ベストな収穫時期を考えるようになります。

庭に害虫(主にケムシ)が出て、うっかり梅の木にも農薬を掛けてしまうことはありますが、基本は無農薬で育てるのが自家栽培の良いところです。形は悪いし、実の表面は虫などに傷つけられて見た目は今一ですが、ものは悪くない筈です。

生産農家の写真を見るとブルーシートを梅の木の下に広げて落ちてきたものを完熟梅として収穫しているものがあります。完熟させなくても青梅で良ければどのタイミングか判断が難しい。その年の気象の影響を受けるので、どの地域でどの品種なら何月何日とは行かないでしょう。

とは言え、自然は不思議なもので毎年同じような時期に梅の実は大きくなるものです。誤差は前後2週間がせいぜいですが、その辺が見極めのポイントでしょう。今年は例年通りか、早いか、遅いか。

2015年6月下旬。本場紀州は完熟梅の収穫作業のピークの後半。そこから測れば他の場所の収穫時期の設定も容易かも知れない。南関東なら3日遅れと見て、直ぐに収穫に掛かって良さそうだ。北関東なら1,2週間遅れとみて、6月20日~7月5日の当たりで良いでしょう。甲信越・東北は3、4週間遅れと見て、7月5日~15日ころと見てよさそうだ。

青梅の収穫は完熟梅の収穫より1,2週間早くていいでしょう。われわれ一般人が落下梅(完熟梅)を収穫するのは返って難しい。青梅の後半のものを収穫して、用途に応じて追熟をしてやればいい。

即席でタイムテーブルを作ってみました。品種特性・環境特性もありますから、昨年・一昨年の収穫日も参考にします。収穫の時にモニター用に梅の実3個は枝に残しておきます。直ぐにぽろっと落ちるのか更に大きくなっていたかなど。

  1. 九州
    青梅:5月中旬・5月下旬
    完熟梅:6月上旬
  2. 紀州
    青梅:5月下旬・6月上旬
    完熟梅:6月中旬
  3. 南関東
    青梅:5月下旬・6月上旬
    完熟梅:6月中旬
  4. 東海
    青梅:5月下旬・6月上旬
    完熟梅:6月中旬
  5. 北陸
    青梅:6月上旬・6月中旬
    完熟梅:6月下旬
  6. 北関東
    青梅:6月上旬・6月中旬
    完熟梅:6月下旬
  7. 甲信越
    青梅:6月下旬・7月上旬
    完熟梅:7月中旬
  8. 東北
    青梅:6月下旬・7月上旬
    完熟梅:7月中旬
  9. 北海道
    青梅:7月上旬・7月中旬
    完熟梅:7月下旬



今年の梅の成長度合いは通販業者の動きで少し判断できる。地域の出荷予定。

完熟梅・通販

生梅・青梅・完熟梅の通販サイトを調べる


生梅・青梅・完熟梅の通販サイトを調べる

今年も有名なところ(検索で最初に出てくるサイト?)は既に完売御礼状態です。まあ、いつものことです。

何事も残りものに福あり。



梅酒にするなら梅のサイズは決定的ではない。ラージサイズにこだわる必要は全くない。完熟梅か青梅かの方が大事だ。無農薬は当然。梅らしい”すっきり味”を求めるなら青梅。砂糖は少なめにする。甘いとろんとした味を求めるなら完熟梅。砂糖は大目に使う。

梅干しの場合は、程々のサイズ。果肉を外して食べる場合は、サイズも決定的ではない。普通にLサイズで十分だろう。ここも完熟か青梅かが重要。かりっとした歯ごたえを残したいなら青梅、柔らかい味を求めれば完熟?。青梅でも追熟すれば問題ない筈。無農薬。

種を入れたままの梅干しをそのまま食卓に出す場合はサイズは重要だ。2Lや3L程度のサイズが見た目も食欲をそそる。4Lになると異常だろう。肥大化した病気の梅に見えてしまう。デカくて硬い梅干しは成立しないから、この場合は完熟梅を優先。手間はかかるが青梅を追熟しても全く問題ない。作業中に果肉に傷をつけるリスクも見ておくこと。

結局:
  • (すっきり梅酒用)
    青梅L~2Lサイズを 1キロ~2キロ。
  • (とろりん梅酒用)
    青梅または完熟梅 L~2Lサイズを 1キロ~2キロ。青梅は追熟して利用。
  • (果肉梅干用)*梅肉だけ削ぎ取って食用する。
    青梅または完熟梅L~3Lサイズを 1キロ~2キロ。青梅は追熟して利用。一粒梅干を作る場合は不要。失敗したものを果肉梅干に回せばよい。
  • (一粒梅干用)*梅の形の一粒ずつを食用する。
    青梅または完熟梅2L~3Lサイズを1キロ~2キロ。青梅は追熟して利用。
  • (梅シロップ用)
    青梅または完熟梅L~2Lサイズを 1キロ~2キロ。
集計して:
  • 青梅または完熟梅 2L~3Lサイズ 3~5キロ
  • 自家栽培の梅の木から収穫できる量で不足する分を注文します。


サイトインプレッション

☆☆
有限会社マルシゲ青果(和歌山県御坊市塩屋町北塩屋1631)
楽天商店なので一定の安心感がある。
価格設定は魅力的だ。
送料無料は小口の注文にはさらに魅力的だ。
決済方法も多様なので有難い。
ヤマト運輸利用もグッドポイント。

☆☆
白龍梅本舗横山食品株式会社(和歌山県日高郡みなべ町西本庄1293)
サイト構成が煩雑な印象。店の名前すら何が本当かはっきり分からない。商品内容は悪くないが印象は今一つだ。ブランディング~企業認知(CI)で失敗しているように思う。もう少し整理してすっきりさせた方がはるかに取っ付きが良くなる。


株式会社とち亀物産(和歌山県有田郡湯浅町湯浅2814-2)
「紀伊国屋文左衛門本舗」などと大層な名前と会社名のギャップに驚く。会社名で検索すると販売サイトに行けないのだから論外だ。生産農家と契約して仲介販売をやっている業者のサイトというのは他と変わらないのだが、やり過ぎの印象が強い。残念なサイトだ。ここはスルー。

☆☆☆
(有)深見梅店(和歌山県西牟婁郡上富田町岩田 2483-1)
ここはしっかりしている。商品もリーズナブル。しかし販売終了。梅干しなど加工食品に回すため生梅の販売量は限られているようだ。注文を入れるなら5月の早い時期が良さそうだ。次年度お忘れなく。


株式会社東研(名古屋市守山区小幡太田15-22)販売店名ぶどうの木
色々な物産を手広くやっているので返って分かり難い。直販のイメージから離れるので魅力も下がる。一農家一販売(代理)店、一地区一販売(代理)店なら、歓迎だが、商社的過ぎると遠慮したくなる。ここはスルー。

☆☆☆
てらがき農園 てらうめ(有)(和歌山県日高郡みなべ町西岩代12041)
訳の分からない店名で返って混乱する。 どうしてこのような馬鹿なネーミングをするのか。やっていることが台無しだろう。あれもこれも並べて欲深の経営者と思われてもしようがないだろう。もしくは自信の無さの表れだ。商品を見ると価格設定が高すぎる。やり過ぎだ。絶対スルーだ。

☆☆☆
ほりぐち農園(和歌山県日高郡みなべ町晩稲344)
 ここはブランディングが見事に成功している。当然既に完売御礼です。来年としても、5月早々の注文で間に合うかな。

☆☆☆
山口農園(和歌山県西牟婁郡上富田町岡1369-6)
完売御礼。価格設定はやや高めだが度を過ぎている印象は無い。来年チェック。



その他、全国に多数の販売業者サイトがありましたが誌上チェックにては特段の魅力を発見できず割愛させていただきました。悪しからず。

南高梅は紀州和歌山に生産者が多いです。神奈川(小田原)は首都圏に近く隠れた人気サイトになっているようです。

北関東・東北・北海道にも梅の生産農家が多いのですがサイトチェックでは見つかりませんでした。

商社もどきの取次店の存在は生産農家にとっては便利ですが、生産者と消費者の距離を開けるので好ましくありません。地域の活性化プログラムなどを利用して改善を図るべきです。

完熟梅を通販で購入する






完熟梅を通販で購入する




完熟梅は近所のスーパーでも買えない訳ではないが確実に手に入れることは難しい。どんなレベルの梅がいつ店頭に並ぶか分からない。買い急ぐと、そのあとでもっと良質な梅がしかも安い価格で並ぶのを見ることが多い。急いてはことを仕損じる。しかし、店に勤めてでもいなければ確実に手にすることはできない。

そこで、通販の登場。これは時期は確定しないで望みの梅が収穫出来たら即座に出荷してくれるもの。日程は確定しないが出荷前には連絡が入るので、多くの場合は問題になることは無い。急用でも入るとメールや電話などで相談すれば対応してくれるだろう。

商品は実際は完熟手前のもの。本当に完熟では表皮が破れたり傷つきやすいし、バラツキも出てくる。輸送時のトラブルの確率も高くなる。完熟手前なら商品の硬さも残っているのでトラブルにならない。

受け取ったら色味を見て、必要なら追い熟をやる。青みが残っているものだけを紙袋に入れて常温で保管。せいぜい1日か2日で十分でしょう。既に完熟のものは冷蔵庫に入れる。これもせいぜい1日か2日。



アオウメを自分で完熟させる:

発想を変えて、青ウメを購入しても自分で追熟できるならわざわざ完熟梅を買う必要はない。

拘る人は樹上完熟というが果たして意味はあるのか?

果樹は果実が成長過程にある時は栄養を送り込む。青ウメは栄養をもらっている状態。どこかでスイッチが入って栄養の送り込みを止める。種子のレディ信号がどのように出されるのか興味深い。果実からのフィードバック信号として何らかの化学物質に変化が出てくるんだろう。最終的には果樹本体との接続が断たれ、やがては落下するしかなくなる。

熟するとは何かと考えれば、種を包んでいた果肉構造の自己崩壊に向けた化学構造の変化。動物の餌になるべき、柔らかくなったり甘くなったりする。

問題は電気回路みたいにデジタルでプロセスが進むのではないこと。果実は樹木本体から栄養を受けながら一方で熟構造化が始まるということだ。化学反応はアナログ的なのだろう。時間を掛けての熟成だから、表皮も青ウメをエチレンで熟成させたより柔らかい仕上がりになることが期待できる。

樹上完熟は、栄養が送り込まれるぎりぎりまで待って収穫するものだ。と推測します。果実の充実を限界まで追求するので収穫時の平均的な重量も多く出来る期待はあるし、追熟の手間が無いメリットもある。樹上完熟とやればブランド価値も出てくる(高く売ることができる)。虫とか鳥とか、風・大雨などの被害リスクも一方では残るし、収穫時期の見極めが難しくなるのも辛いところだ。

樹上完熟は時間を掛けた熟成で表皮の柔らかさと緩和された酸味と充実したサイズが魅力ということだろう。品質管理の手間がかかる分値段は高い。



追熟の手順:

大きなサイズの青ウメを購入して自分で完熟させても、結果はあまり変わらないだろう。

方法は、紙袋に入れればいいが、注意すべきは何段にも梅を重ねないこと。上と下でエチレンの濃度と重量の加減で上下に差が出てしまうから。悪くすると下は潰れてエキスがにじみ出てきている。だから、薄く広く並べることが必要。

参考までに完熟梅を通販で買うと段ボールの下の方は似たような状況(潰れてエキスがにじみ出ている)になっていることがあります。

アマゾンの宅配などで使われた段ボールを利用するのも良いでしょう。3個ぐらいまでは重ねて一番上に古新聞を掛けておいても良いでしょう。紙袋なら一つの袋には数を少なくして、複数使うようにすればいい。

清酒を使って梅酒を作る


清酒を使って梅酒を作る

度数の低いアルコールを使うと発酵するため、結果的には酒税法か何か抵触してしまう。自家製梅酒は、度数の高いアルコールを使うことが余儀なくされる。

ホワイトリカーなら度数30度~35度が一般的でしょう。2リットルの箱酒があちこちで売られている。

ブランデーも35度のものが箱酒で幾つかのメーカーから出ているようだ。少し頑張る人はサントリーのVOかXOか忘れたがそれを利用する。

清酒(日本酒)は、特殊な商品には度数35度を超えるようなものがあるようだが、それは特殊すぎて手を出す気になれない。多分、かなり高くつく勘定だろう。それにあまり知らない銘柄の日本酒は飲みたくもない。

普通の清酒はせいぜい15度しかない。梅酒で使うには物足りない。そこで調整(水で割っていない)原酒を使う。度数は少し上がって17度~20度程度になる。お気に入りの銘柄、蔵元でも量は少ないが原酒を出している。店の人に聞くと原酒の方が味が良いらしい。特に、純米原種。

20度の純米原種を手に入れても、発酵の不安は消えない。発酵させたら法律違反。ブドウの場合は発酵させなくても違反。ですから、手際が求められる。



手順

  • 青ウメ適量。500グラム~1キログラム。最初は少量でスタートするのが良いでしょう。完熟ウメは清酒とは相性が悪いように思うが、好みの問題だから好きな人はどうぞ。
  • 氷砂糖。梅の半量程度。これも好みでウメと同じ量にするか、全く入れないか、でも構わない。
  • 清酒:純米原酒。500ミリリットル~750ミリリットル程度。好きな銘柄を選ぶこと。好きでないお酒で作っても美味しい分けは有りません。日本酒をあまり飲まない人は作る意味もない。
  • 蓋つき透明ボトル。2リットルサイズが良さそう。4リットルサイズは作業がしやすいので良いが、少量の場合は空気が入るので避けたい。冷蔵庫利用も難しくなるデメリットもある。
  1. ウメは青ウメのまま、追熟などはしないこと。丁寧に洗う。蔕(臍?)も丁寧に外す。丁寧に水をふき取る。35度のアルコール(ホワイトリカーでもブランデーでも)を噴霧して滅菌消毒する。しっかり乾燥させる。
  2. ボトルをあらかじめ消毒しておく。鍋に入れて水から温めて熱湯消毒。急に水を掛けないこと。使う直前にアルコール噴霧。
  3. ボトルにウメを静かに入れる。ウメを入れたら氷砂糖を入れる人は梅の上に乗せる。梅と氷砂糖を交互に入れるレシピを見かけるが全く身意味なことです。
  4. 最期に、清酒を静かに注ぎ入れます。泡立てないこと。空気はなるべく入れたくない。ボトルにいっぱいになって空気が少ない形が望ましい。
  5. 蓋もアルコール消毒してから、ボトルにしっかり蓋をする。密封に自信が無ければ上からラップしても良い。
  6. 冷蔵庫に保管。保管期間はミニマム1週間。封を開けた清酒の保存性ははっきりしないので、せいぜい1か月を目途にしたい。飲み頃は2週間から3週間か。
  7. 注意すべきは飲み始めたら長くても1週間程度で飲み終えるようにしたい。確かに、この量なら1日でなくなるでしょう。
  • 外道ながら、青ウメをボトルに入れる前に冷凍する。一晩置いてから使うアイデアもある。エキスの交換が促進されると信じている人はやってみましょう。
  • さらに外道ながら、凍らした青ウメを適当なものでたたいてクラッシュさせてから使う人もいる。この場合は青ウメは1週間で引き揚げて、直ぐに飲み始めること。
  • いわなみ 純米吟醸生原酒(無濾過蔵出し) 720ml
  • 長野県千曲錦酒造帰山与番純米原酒
  • 【季節限定】大雪渓(だいせっけい) 特別純米 無濾過生原酒 中取り
  • 大雪渓 特別純米 無濾過生原酒 美八方(微発泡)
  • 中乗さん 純米吟醸 無濾過生原酒 木曽 中善酒造
  • 翆露(すいろ)純米吟醸 無濾過生原酒
  • 八海山 特別純米原酒 1.8L (冷蔵)
  • 天狗舞 山廃仕込純米原酒
  • 北安大國 純米原酒 北安醸造
  • 北光正宗 ひやおろし生一本 特別純米原酒
  • 豊島屋 豊香 純米原酒生一本
  • 美寿々 純米吟醸 無濾過生原酒
  • 十六代九郎右衛門 山廃純米原酒熟成(23BY)
  • 越乃景虎 純米原酒
-
  • 浦霞 純米原酒につけた梅酒 720ml。試に飲んでみても良さそうだ。


(注意)

アルコール度数の低い清酒を使って自家製梅酒を作る行為は、ひょっとすると、違法行為かも知れません。 必ず事前に自分で確認して、自分の責任で行ってください。

梅干し作りで塩が溶けない時の対処法?




梅干し作りで塩が溶けない時の対処法?

梅漬け用ポリ袋(ジップロック)に梅と塩を入れるところから梅干し作りまたは梅漬け作りは始まる。

この最初の単純な作業は、しかし、矛盾に満ちている。

最初は青梅と塩が接触するだけで、塩が溶け入るべき梅酢は存在しない。

漬物の場合は、圧力を掛けて野菜の中の水分を無理矢理押し出して塩と接触させて塩水を作る。一度塩水ができると塩と野菜の接触面が一気に増えて漬け込みは進みだす。

梅干しも漬物と同じように重石を載せて圧力を掛ける人もいる。むしろ重石派の方が多いでしょう。

綺麗なままの梅に拘る人は重石は載せない。

どうするか?

(1)何が何でもさっさと梅酢を上げたいなら重石を載せる。重石は手順案(2)、(3)と併用でも効果的。但し、梅の形を崩したくないときは期間・量は慎重に選択することです。特に完熟梅利用時。

(2)時間があれば、ジップロックに梅と塩を入れたら空気を抜いて適当に振って冷暗所(野菜室でもOK)に寝かす。朝夕1日2回程度、上下を変えたり振ったりしてやる。

(3)ジップロックに梅を入れた段階でホワイトリカーを適当量入れて梅に塗すように振る。次に余分なホワイトリカーをジップロックから抜いて、その後、目的量の塩を入れる。塩は梅表面に残ったホワイトリカーに溶けて最初から速い速度で浸透圧作用が進み、梅酢の生成も早い。ホワイトリカーは殺菌の効用もあるので管理上好ましい。その意味でホワイトリカーの付け足しを最後にやるのは好ましくない。

ホワイトリカー利用は殺菌効果と水との親和性効果を狙うもので極めて合理的なものです。癖のないアルコールが好ましいですが、勿論、お好みならブランデーなど度数の高いアルコールを使っても構いません。

2015年度の梅仕事プラン


2015年度の梅仕事プラン

この数年の試行錯誤は概ね連戦連敗の印象だ。しかし、梅仕事のいいところは何度もチャレンジできること。既に作ったものの手直しもチャレンジの対象になる。

と言っても何年も繰り返すと流石に飽きてくる。確かに、色々な工夫がネット上に書き込まれているので自分でもやってみたくなるものだが、それにしても飽きてくるものです。

変わったものにチャレンジするときはミニマムにすること。失敗したら平気で捨てることが出来る量に留める。せいぜい、100グラム~200グラム程度まででしょう。

梅1個が20グラム~30グラムだから、粒の数で言えば10個となります。10個以上で実験はしないこと。収拾が付かなくなります。まあ、10個でも捨てるのは忍びないものですが。だから、5個で済ますことが出来るものは是非5個だけでチャレンジ(梅実験)をやることにしましょう。

例の「梅醤油」などはこれで十分です。
梅シロップも10個で十分。
逆の発想をすれば、5個程度なら今まで躊躇っていたものでも気軽にチャレンジできますね。



今年も本命として作るのは、梅干しと梅酒。これは2大定番の梅仕事です。

今年は庭の梅が豊作のようだから、どちらかは自家収穫の梅を使い、どちらかは購入した梅を使いましょう。庭の梅は、基本的に殺虫剤もまかないので虫にやられたものも多い。

白加賀(しろかが)

今年は白加賀を梅酒に当てる。漸く本命の梅酒作りが出来る。収穫が1キロ前後なら問題ないが、2キロにも及んだら、梅酒に半分使って、残りを梅干しか梅漬けにしよう。

南高梅(なんこうばい)

これは産地から買うしかない。近くのスーパーでも農協でも道の駅などでも並んでいる。通販でも買える。店頭売りの場合は求める品質のものがいつ入荷するか分からないこと。その点、通販は割高だが希望が通る。



梅酒:

梅酒と言えば、焼酎(ホワイトリカ)が定番だが、実際に作ったものを飲んでみると、焼酎特有の味がするので満足度は今一。

という事で、今年はブランデーの梅酒にチャレンジ。無糖でやるか、どの程度にするかが問題だな。

白加賀を使うことにしたので、焼酎でも悪くないだろうが、清酒を使った梅酒にもチャレンジしてみようか。(白加賀・清酒・梅酒)(自家製梅酒・清酒)使う清酒は「純米原酒」があれば選んでみたい。地元の地酒。度数は高いほうが良さそうだが、無理なら手に入れることが出来るもので止む無し。問題は味そのものだろう。評判のいいあるいは好みの蔵元・銘柄を選ぶべきだ。清酒ベースは日持ちが期待できないので、量的には最初は500ミリリットル程度で十分でしょう。300ミリリットルでもいい。梅の数は10個程度。氷砂糖はお好みで。梅シロップのように飲むなら100グラム~200グラム。変わり味のすっきり酒で飲むなら砂糖は入れないか、50グラム程度の少量に留める。青梅の方が美味しいので仕込みは6月末までに。7月下旬から飲み始めて8月いっぱいで飲み終えるイメージ。清酒バージョンでは度数がないので、梅を2個程、冷凍庫で凍らせてから粉砕して清酒をくぐらせて、予め風味付けをしたものを使うのもいい。もっと凍らせ梅を使うと返って味が落ちるという人もいる。また粉砕でなく割れ目が幾つか入るだけに止める人もいる。加減は好みで。

梅の必要量(2Lサイズ=25グラムサイズの場合)
  • ブランデー梅酒用:1キロ(約30~40個)
  • 純米梅酒用:250グラム(約10個)


梅干:

今年は、白加賀が豊作なら白加賀、余裕がなければ南高梅でやるが、梅干しと梅漬けとやってみよう。梅漬けは日持ちがしないので少量でいいだろう。作り方は単純で梅を干さない梅干しと思えばいい。

梅1キロ。減塩でやる。塩は30グラム~35グラム。冷暗所または冷蔵庫の野菜室。赤シソは茎・枝を外して柔らかい葉だけにして、少しの塩で揉んで軽く絞って灰汁抜きをする。手もみ・絞りは2回まで。回数が多いと、絞りが強すぎると赤シソの風味・色が抜けてしまう。梅酢が上がっていたら揉みシソを入れる。梅酢が上がっていなかったら冷蔵庫か冷凍庫で保管し、梅酢があったら追加する。

赤シソは好みで、梅と混ぜた形になっていいし、ネットに入れて梅とシソを分離させても良い。

ここから3コース:

(1)シンプルな梅漬けにするものは、そのまま何もしないで梅酢に漬けたままにする。1ヶ月も置けば食用する。9月ぐらいまでに食べ終える。
(2)梅干し戻しの梅漬けにするものは、土用干しをやって夜は梅酢に戻す。2日、3日やって終了。皮の食感と日向臭さが味の特徴になる(筈)。土用干しの後、2週間ぐらいで食用する。やはり9月エンドを目処に食べ終えたい。
(3)梅干しにするものは、土用干しをやって、夜は梅酢を塗るか噴霧する。夜露を受けられる環境の場合は何もしない。3日3晩が終わったら、保存容器に移して寝かす。減塩で作った場合は冷蔵庫保管。昔風に塩分を18%以上で作った場合は冷暗所保管でよい。

長期保存は(3)のコースだけ。減塩仕様は冷蔵庫保管でも安心できないので、保存容器の密封性の確保とホワイトリカーなどによる滅菌作業を怠らないこと。

梅の必要量(2Lサイズ=25グラムサイズの場合)
  • 梅干し用:1キロ(約30~40個)
  • 梅漬け用:250グラム(約10個)


完熟梅:

樹上完熟梅など見る機会は殆ど無い。鳥・虫・病気でやられるのが関の山。梅農家はノウハウがあるんだろう。素人が出来るのは自己熟成。青梅を紙袋に入れておけば、梅の実の中にあるエチレンガスによる自己熟成が可能。フルーティな臭いまで楽しめる。過剰熟成にならないように上下を変えるなどして注意深い観察が必要。青梅の3Lサイズを購入して自分で熟成させるのも面白い。

最初から熟成梅を購入すると直ぐに作業に入らなければいけない。その辺は段取りの問題です。



南高梅の通販



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