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梅酒の最終ボトリング


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漬け込み熟成用ボトルから 小ぶりなボトルに移す。


自家製梅酒のボトリング

自家製梅酒を作り始めてから数年経過している。

パントリーの奥に仕舞ったままのものもある。

いい加減にストックしていると只の梅酢を作っていることになりかねない。

そろそろ、外へ出してあげましょう。

その時は、新しいボトルに入れて、密封して、ラベルを貼って、すこしだけお洒落にします。

リビング、書斎、書斎など、見える場所に置いて眺めるだけでももいい。

自分でちびちび飲んでも良い。夕方の食前酒。

贈り物にしても良いだろう。飲み会に持参して持ち帰ってもらっても良いが、その時は箱に入れてだね。

遠方の人なら宅配便で送ってもいい。

年1回4Lのボトルで作っていると、実容量は約半分。正味で年2L~3Lの梅酒 。

500ミリリットルガラス瓶(キャニスター)なら、4~5本程度。

350ミリリットルガラス瓶(キャニスター)なら、3~8本程度。

いずれも蓋つきのものを選ぶ。

2年分の詰替えをやるとして、上記の2倍の本数が必要。

ここで、取り出していない梅(一緒に漬け込まれている梅)を 入れたバージョンを作るのは、面白いだろう。その場合は、広口のガラスボトルが必要になる。手ごろなものがあればいいが。

密封用のシール。多分、何かその手のものが売っているだろうから。

ラベル。印刷された提携のラベルに、手書きで、年度。梅の品種。アルコールの種類。可能なら砂糖の分量(%)なども入れる。

フィルター。詰め替え作業時にフィルターを使うかどうか。自然の雑味に拘れば使いたくない人もいるだろうが、得体の知れないものが沈んだり浮いていたりすると嫌なものだろうから、ここはきっちりフィルターを通す。材料が変わる現役の時はフィルターも買えること。

殺菌。60度程度の低温殺菌。蒸留酒なら問題ない。これは、密封後に湯銭でやればよい。温度計を入れて60度まで行ったら火を止める。50度まで下がったら火をつける。2回か3回繰り返して終了。ラベルを付けてからだとラベルが汚れがちなので、ラベル付けの前にやること。


2021年度(令和3年)の梅仕事

@2021/06/20

始めに

今年はまだ始まっていません。

雑草を刈り取って少しきれいにしたぐらい。

落果が幾つかありますが、梅自体はまだ青いです。

大事にしていた心算の「露茜」が遂に枯れてしまったので、楽しみは減りました。

虫による被害と言うより病気だったかもしれない。薬剤はあまり使いたくないのが、裏目に出たのかもしれない。

気が向いたら、また飢えてみても良いかな。

白加賀と豊後。

白加賀は梅酒用。

豊後は梅干し用。

今年はマイマイガが発生しているようで、毛虫が多い。

でも、収穫前には薬剤は厳禁。

後1~2週間したら収穫にしようかな。

@2021/07/01

収穫。

今年は殺虫剤も撒いていないから、梅は虫くん達にしゃりしゃり齧られて、無事なものはせいぜい1割。

白加賀と豊後と合わせて5キロくらいかな。豊後は特に出来が悪い。脂が多すぎる。殆ど没。

で、今年は(今年も?)、梅干しは止めて、梅酒と梅シロップだけにする。上物を梅酒に使って、残りは梅シロップに回す作戦。

あく抜き。

時間も間違えた。2時間からせいぜい8時間(ワンナイト)。これをオーバーさせてしまったもの(豊後)も出た。返って傷んでしまった。廃棄。

追熟。

青梅の品質が無いので、完熟梅 の梅酒に切り替える。酒はブランデーベースに切り替える。

追熟は梅の様子を見ながら、雑菌が入らないように1日2回ほど焼酎を噴霧して おく。

2,3日で良い匂いがしてきた。

付け込み。

(梅酒)

4リットルボトルを用意して、梅を入れる。常識的には7,8分目まで入れるが、ここでは、なるべく溢れそうになるくらい上まで入れる。面倒だから、軽量していないが、これで、2キロから2.2キロくらい。

氷砂糖を、小粒タイプのもの、隙間からこぼし入れる。時々ボトルを振りながら。500グラム程度になる。

ブランデーを注ぎ入れる。2リットルの果実酒用に売られているもの。サントリーのVSOでもいいが、今年の梅の出来ではアルコールも上物は遠慮することにした。

2リットルで丁度ボトル満タン状態になる。

サイド、隙間から、氷砂糖を陥れる。700グラム前後になっているだろう。

封印して、ラベルを張って終了。パントリーに押し込んでおく。

(梅シロップ)

残った梅が約2キロ。痛みの激しい者や、カビが見えるもの、ヤニの色が出ているもの(濃い緑色が出ていたり、ヤニが顔を出しているもの)は、捨てる。

梅酒は出来るだけ大きなサイズを選ぶが、梅シロップはサイズは気にしなくてよい。

梅シロップは雑菌が入りやすいので、慎重な扱いが必要。

ここでは2リットルボトルを利用する。

1個ずつ焼酎噴霧で消毒しながら、ボトルに落とし込み。上まで全部入れて(8分目、9分目程度)で、約1キロ弱。砂糖を500グラム程度。好みによって、梅同量とする人もいるが、砂糖を多くした方が失敗は少ないが、砂糖少の方針で今年も行きます。

砂糖は、氷砂糖を使う必要はないが、余っていたら使ってもいい。ボトルのサイズを抑えて、色々な砂糖で試しても面白い。好みがはっきりしている人はお好みで。

砂糖を入れたら、焼酎噴霧で殺菌して封印。焼酎の臭いが気になる人は、リンゴ酢を振りかけておいてもいい。雑菌の侵入と、梅と空気が触れる機会を少なくするのが狙い。

雑菌による発酵(腐敗)を抑え込むため、冷蔵庫に入れておく。(冷蔵庫に収まるサイズのボトルを利用する)

ジップロックを利用しても構わないが、出来上がりは液体の方だから、取り扱いは慎重に、二重のカバーなど何か工夫した方が安心だろう。工程を途中で止めて、一時冷凍させる場合などは、ジップロックが重宝する。

梅酒は冷暗所に入れて終了だが、梅シロップは大変。

梅シロップのメンテナンス

毎日、朝と夕方の2回(冷蔵庫が手当てできた時は手抜きで1回でもいいが)、ボトルを揺らすなどして、梅の表面が濡れるようにする。カビ・雑菌対策は手を抜かない。砂糖が少なすぎると、エキスが出てこないので、適宜追加。とは言え、梅と同量を超えるのは入れすぎ。

シロップを取り出すタイミング

一番だし、一番搾り、一番シロップなんて聞いたことないけど、少ない砂糖で、短時間で取り出したシロップと言うことにしておこう。

追加砂糖でしっかりとりだしたのが二番シロップかな?

一番シロップは5日程度。

二番シロップは10日程度。

今年は一番シロップで十分かな。

取り出した梅は、梅ジャムでもいいが、作っても余ってしまうので、単なる砂糖の無駄遣いになりそうだから、黙って捨てる。

梅ゼリーなどは、きれいな梅で、罰に作ること。

流用は賢いやり方に見えて、只の無駄遣いの上塗りもあるから要注意。


RUM-UME|ラムウメの作り方



癖の強い梅は癖の強いラム酒に漬け込むのも一つのアイデア。

今年は 梅のラム酒漬け、言わば、ウメ・レーズン作りにチャレンジしてみよう。

基本的なアプローチは

(1)ラム酒を使った梅酒。

ラム梅酒ということになるだろうが、普通、ラム酒はそのままでは飲まないので。仮に炭酸で割ったところで無理がありそうだ。

ラム酒はやはり脇役の方が相応しい。

ラム酒に抵抗のない人は普通に、ホワイトリカーとかブランデーの代わりにラム酒で作る。

梅とラム酒と氷砂糖を適当な配分でボトルに入れて1年程度ミニマム寝かす。後は好みで賞味。配分は、ウメ:ラム:砂糖=1:1:1、または2:2:1、または2:1:1。

(2)ラムウメ:ラム J プラム(RUM JAPANESE PLAM)

ラムレーズンをイメージするもの。干し梅のラム酒付け。梅自身は甘さを持っていないので、そのままでは大人向けの酸味だけのラムJプラムになる。

食べやすくするには砂糖の力を借りたい。

梅シロップを作った後の余った梅で代用する考えは合理的に見える。干し梅からのアプローチをしても結果には大差ないだろうと思うからだ。

梅の中の水分を抜いて、隙間にラム酒を送り込んで、①プレーンに仕上げるか、②砂糖漬けにするか、がレシピの基本になるだろう。

  • 水の抜き方
  1. 追熟させる。
  2. ラム酒を噴霧。
  3. 天日干し。
  4. 夜間はボトルに取り込んでラム酒噴霧。
  5. 天日干しは最長5日間。
  • ラム酒漬け
  1. 十分水が抜けた梅をボトルに取り込んで、しっかりとラム酒を吹きかける。そこに1センチ程度堪る感じで良い。
  2. 毎日1回上下を変える。
  3. 梅の中にある水分が出てくるときは天日干しを追加で行う。
  4. 全体になじんで落ち着いてきたら常温または冷蔵庫で保管。
  • 砂糖漬け
  1. プレーンな味が苦手なら砂糖漬けにする。
  2. 砂糖は好みもので構わないがラム酒との相性を考えること。氷砂糖なら細かく砕いたもの、粉糖など、全体に素早くなじみやすいものが良い。
  3. ラム酒の量、砂糖の量はバランスさせること。
  4. 仕上がりで、ウメの表面に砂糖の固形を残すか、完全になじませるか、は好みで。

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(3)ウメ干しを作る要領で ウメラムを作る

  • 梅干しづくりの手順を踏むが、違いは塩の代わりに砂糖を使うこと。
  • ジップロックにきれいな梅と砂糖を入れる。
  • 発酵防止のためにラム酒を噴霧して空気を抜いて冷蔵庫に入れる。
  • 水が上がったら分離する。その水hあ立派な梅シロップになっている。
  • 梅は天日干し。
  • 以下の手順は(2)と同じ。既に砂糖を使っているのでプレーン版はない。
  1. (2)も(3)も最後に再度乾燥させると、また違った風味が楽しめる。
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