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自家栽培の梅で梅シロップを作る


自家栽培のウメで梅シロップを作る

庭の梅の木から梅を収穫する作業は実は生産農家に比べて結構難しい仕事です。

生産農家なら梅の木の下にシートを敷いて完熟梅を集めれば、一応品質の揃ったものが相当量得られる。木に成っているものを捥ぎり取れば青梅として揃ったものが得られる。

庭に1本植えてある自家栽培の梅の木からは熟度のばらばらなものが少数ずつ得られるので品質が揃わない。

そこで梅干しなら追熟させることで品質の一定化をはかる。梅酒、梅シロップなら青い梅を使うことで問題ない。要するに、自然落果の完熟梅は自家製では無理と言うことですね。

もう一つの問題は虫食い。梅がきれいでないのだ。梅干しでは使いたくない。梅酒も気分で飲むので避けたい。で、虫に食われた梅はシロップを経由してジャムに回る。梅酒の梅は少量ならジャムに回しても良いが多いと酒の匂いが残るので、特に焼酎バージョン(ホワイトリカー版)は避けたい。



自分の家の庭の梅の木から梅を収穫する。

水で洗いながら上物(梅酒用)と傷物(シロップ用)に仕分ける。

上物はあく抜きに水につけておく。2時間~8時間(一晩の感覚)。⇒梅酒レシピへ。

傷物もあく抜きをする。短く1時間で良いでしょう。

あく抜きがすんだら傷の酷い場所を切り落とす。

冷凍庫に保管。中まで凍らせるため、4時間以上。余り長いとどのような影響が出るのか分からないので長くても一晩を目途にしたい。都合で1か月程度冷凍保管するような場合は、ビニール袋を二重に密封して水分が過渡に失われないようにする。

消毒したボトルに冷凍梅を入れる。梅の表面の水分を拭うこと。氷砂糖(できればサイズの小さなもの、小粒)を梅と交互に入れる。最後に、アルコール(ブランデー)を少量入れる。殺菌と砂糖を溶かすのを早めることと風味づけ。梅の5%~10%がいい加減だろう。

容器は空気が入らないようにジャストサイズのものを選択したい。

梅は洗って水けをきった段階か冷凍から取り出した段階で計量してください。氷砂糖は好みでウメと同量または半量を準備します。

保管場所は冷蔵庫にします。化学反応は常温の方が進みますが、発酵のリスクも出るため、冷蔵庫に保管してゆっくり進めます。毎日、ボトルを振るなどして梅が液体に濡れて抽出を促進させます。梅が液体に沈めば一安心です。

後は、普通に梅シロップのレシピに沿います。

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