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土用干しの夜露の効果


土用干しの夜露の効果

夜露

温度が下がって飽和水蒸気量が下がって空気中の水分がものの表面に取り付いて夜露になります。日中の高い温度と乾燥、夜間・明け方の低い温度と湿気を交互に繰り返すことで、梅の中の湿度が適正化される・果肉も程よく柔らかくなる(熟成が進む)ことを期待して行うのが土用干しです。

ですから、夜は取り込んで焼酎噴霧をして冷蔵庫~冷暗所に入れておいても問題ありません。場所によっては熱帯夜がつづくとかコンクリートジャングルとかで夜も暑い・夜露など見たこともない地域では夜間のベランダは深夜便大型トラックの排気ガスに晒すだけで何をやっているのか分からなくなりますね。

夜も夜風に当てて熟成を進める部分はスキップ。気持ちの問題。環境に恵まれた田舎暮らしの人はどうぞ。

夜、梅酢に戻す人もいるようですが、好みでどうぞ。夜露に当てるのと同じ効果を期待してのものでしょう。しかし、昔風に拘ればNGでしょうね。梅酢に戻してしまったらやり直しと同じじゃないですか。塩分の濃度を高めてカビに強い梅にする部分が欠落します。

雨などの何かの事情でリセットしたい時は梅酢に戻します。一晩置いてから改めて土用干しを再開します。




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